2023年がスタートしましたね。ほとんどのお子さんは学校の冬休みが終わり、学年の締めくくりの時期を迎えようとしているのではないでしょうか。
しかし、なかには「学校に行きたくない」「授業が面倒くさい」など、休み明けに行き渋りを見せるお子さんもいらっしゃいます。そんな時に親御さんはどのように対処したらよいのでしょうか。
ここでは、休み明けに学校を休みたがるお子さんへの対処方法を具体的に解説していきます。
長期休み明けに起こる問題
夏休みや冬休みといった長期休みに必ずと言っていいほど増える相談があります。
それが、「休み明けに子どもが学校に行きたがりません」という内容の相談です。
単に「面倒」「だるい」といった気持ちから、「行きたくない」とつい口に出してしまうお子さんは少なくありません。そんな時には、気持ちを受け止めてあげたうえで、学校へ行くことを勧めても良いでしょう。
その一方で、家族とのコミュニケーションも上手く取れておらず、ふさぎ込みがちで、体調にも変化をきたしているような場合には、少し気を付けたほうがいいかもしれません。無理に学校へ行かせる前に、まずは親子のコミュニケーションを取ることが大切です。
とはいえ、どんな時にどんな対処をすればいいのかよく分からない、と感じている親御さんもいることでしょう。そこで、ケース別に詳しく対処方法を解説していきたいと思います。
学校に行かせた方がいい場合はどんな時?
学校に行かせた方がいい場合とは、主に『長期休みで食生活や睡眠が乱れて、学校に行くのが面倒なだけ』といったケースです。家族とたわいもない会話があり、体調にも特に変化がなく元気な場合には、学校へ行くことを促しても問題ないでしょう。
その際にはなぜ「学校へ行きたくないと思ったのか?」を丁寧に聞いてあげるのも有効です。また、行きたくない原因が見当たらないにも関わらず「学校に行くのがダルい・・」に口に出しているときは、食生活や睡眠などを見直して、生活環境を整えてあげるのも良いでしょう。
学校を休ませたほうがいい場合
学校を休ませたほうがいいのは、「家族とのコミュニケーションがない」「体調に変化をきたしている」場合です。
このようなケースの時に、親がムキになって「学校へ行きなさい!」「学校に行かないとみんなから遅れちゃうよ!」と言っても逆効果になりかねません。
まずは、無理に学校へ行かせる前に、家族とのコミュニケーションが取れるようにアプローチしてみることが大切です。そしてお子さんのエネルギーを十分に充電してあげましょう。その上で、「どうしたいのか?」を尋ね、お子さんの話をじっくり聞いたうえで、改善策を見つけていくのがポイントです。
まとめ:長期休みに学校を休みたかったらまずは様子を確認しよう
今回の記事では、休み明けに学校を休みたがるお子さんへの対処方法をお伝えしてきました。
ケースによって対処の仕方がそれぞれ異なるため、お子さんが学校に行くのを渋ったときは、まず「どんな様子なのか」「なぜそんな風に言うのか」をしっかり確認しましょう。
そもそも「最近なかなか親子で話す機会が持てていなかった」という方は、まずお子さんの好きなことを共有する時間を持つことから始めてみてはいかがでしょうか。また学校の様子がよく分からない、もっと詳しく知りたいと思った時には、担任の先生と連携を取り、情報交換するのもおすすめです。
さらに、食事や睡眠などの生活習慣改善はお子さんの成長にとって重要な要素のひとつですから、この機会に親子で見直してみるのも良いでしょう。 もし現在お子さんの登校拒否や行き渋りに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。
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