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思春期の子育てコミュニケーション 学ぶ

好きなこと・やりたいことを見つけるにはどうしたらいい?

「好きなことが分からない」「やりたいことが見つからない」といった悩みを抱えている方は、大人に限らずお子さんにも多いようです。

では、好きなことややりたいことを見つけるためにはどうしたらいいのでしょうか?また、そのために親ができることは何なのでしょうか?

今回は、お子さんが好きなこと・やりたいことを見つけるために、親ができるアプローチ方法についてご紹介していきます。

好きなこと・やりたいことが見つからない

好きなこと・やりたいこと・将来の夢などの話しをした際、お子さんから「特に何も・・」

「別に好きなこととかないし・・」なんて言葉が返ってきたらどうしますか?

多くの親御さんは、

「えっー!?何かないの?(質問攻め)」

「〇〇とか、〇〇とかいいんじゃない?(意見の押し付け)」

「ああ、そう・・(諦め)」

などのように返答するのではないでしょうか。

そして答えがあやふやなまま、その場が終わってしまうといったケースがほとんどです。

でも実は、「やりたいことが特にない」というお子さんに対して親御さんができることはたくさんあります。

やりたいことが特にない子に親ができること

やりたいことが特にないお子さんに対して、親御さんができる最初のアプローチは、『たくさん体験・経験をさせてあげること』です。

たとえば、以下のようなものが挙げられます。

  • 子どもが読んでいるマンガの中に料理が出てきた場合
    ⇒同じ料理を一緒に作ったり、料理教室に行って習ってみたり、レストランへ食べに行く
  • 「あつまれどうぶつの森」のゲームが好きな場合
    ⇒ゲームの中の主人公のようにアウトドア体験(釣りやキャンプなど)をしてみる
  • 部活で野球をしている場合
    ⇒プロ野球観戦をしに行く
  • よくスマホで音楽を聴いている場合
    ⇒お気に入りのアーティストのライブを聴きに行く

このように、すべて本格的に準備する必要はなく、プチ体験でいいのでとにかくやってみる・経験させてあげることが大切です。

好きなものがよく分からないと言っているお子さんでも、きっとお気に入りのアニメやゲーム、YOUTUBEなどはあるはず!そこから、ヒントをもらうのも有効ですよ。

お子さんに自ら体験をさせるメリット

こうした体験を繰り返していくと、以前は家でやることがなくて、スマホやゲームばかりだったお子さんも、「体験したことをもっと知りたい!」「今度は○○に行ってみたい!」と意欲が湧いたり、自主的に調べたりするようになり、時間の使い方が変わっていきます。

またこうした体験の数々が、お子さんの中に少しずつ蓄積されることによって、「このお仕事は楽しそうだな」「こんなことして社会の役に立てたらいいな」といったように将来の夢にもつながっていくのです。

まとめ:お子さんにたくさん経験をさせてあげよう!

今回の記事では、お子さんが好きなこと・やりたいことを見つけるために、親ができるアプローチ方法についてご紹介していきました。

その方法のひとつが、「お子さんが興味を持ったものは、たくさん経験・体験をさせる」というものです。具体的な例を見ても分かるように、どれも気軽にできるものばかりです。事前準備や用意などが大変な時は、親子で「どうしたら楽しめるか?」「どんなふうに役割分断ができるか?」といったことを話し合っても良いかもしれませんね。親子で新しいことにチャレンジすることは、コミュニケーションのきっかけづくりにもなります。

今お子さんが「やりたいことがない」「好きなことが見つからない」と悩んでいるご家庭は、ぜひ一緒にスポーツやアウトドア、鑑賞などの体験をやってみてはいかがでしょうか。お子さんがある程度の年齢になっている場合は、一人で経験させてみるのも有効です!

お子さんのやる気を引き出す声掛け方法や、好きなことを見つけるためのアプローチ方法は公式ラインでも詳しくお話しています。詳細を知りたい方は、ぜひ公式ラインもチェックしてみてください。

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福岡 千寿

現在大学4年生と高校2年生の娘二人の母。
20年の子育て経験と8年の保育士経験を生かし、思春期のお子さんを子育て中のお父さん・お母さんにオンラインで「子育てコミュニケーション講座」を開催。