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配給物資クッキング〜手撕包菜編〜

こんにちは、しゃんはいさくらです。

「静黙期」という訳の分からない措置を経て、冷蔵庫の在庫と団購品の吟味に明け暮れる日々が戻ってきました。

静黙期が急遽延長になった人もいる中、我が家は食材の調達が再開できるようになったのでまあ良しとしますか。

ただ、静黙期中にこれまで我が家の命綱としてかなりお世話になっていた美团买菜が営業を停止してしまい、静黙期を過ぎた今も再開する様子が見られず、再開を待つか、団購で補うかを迷っているところです。

一部エリアでは潤沢な配給が続けられているようですが、我が鎮では4月に1回だけ野菜の配給があったのみで、サバイバル豚肉も、皆がびっくりしてた丸鶏も、我が家に届けられることはありませんでした。

度重なる検査による税金の垂れ流しと団購や配給で特定の人の懐だけが潤う今の体制に腹立たしい気持ちが起こりつつも、月給制企業に勤める私にとっては、渋滞による時間のムダなく仕事に取り掛かれ、家事や子育ての両立がしやすい今のスタイルも悪くないと思い始めている今日この頃です。

あ、家事と仕事を両立してるのは私だけで、旦那は相変わらずスマホと仕事で1日が終わってますけどね。

男って、ホント気楽なもんですね~

話が脱線しましたが、今日は忙しいあなたを救済するごはんが進むおかず「手撕包菜 」を紹介します。

簡単に作れますし、配給品の消費にもなって一石二鳥なんですよ♪

是非ご賞味下さいね。

キャベツと皮付きバラ肉の消費にはコレ!「手撕包菜」

ローカルレストランでは「干锅包菜」のメニュー名で、小さな鉄鍋+固形燃料で温めながらの状態で運ばれてくることが多い、ごはんの進むおかずです。

干锅包菜
※百度よりお借り

お店のような強い火力で作るのが理想ですが、工夫をすれば家庭のガスの火力でも十分おいしく作ることができます。

4月上旬、会社からの配給と団購の野菜セットのキャベツ率が高く、大量の在庫を抱えていたので、豚肉の消費と合わせてしょっちゅう作ってました。

材料

手撕包菜 を作るのに必要な材料はこちらです。

キャベツ  小1玉 (大玉なら半分くらいが中華鍋にちょうどいい)

豚バラ 好きな量 (我が家は手で1つかみ分くらい)

にんにく 5かけ(と書いてますが、これは好きなだけ入れてOK。但しチューブは×)

生姜  親指の爪くらいの大きさ1つ(こちらもチューブは×)

乾燥唐辛子 1本(辛いモノOKな方は2~3本入れても)

※オイスターソース       大さじ1

※醤油(生抽と書いてあるもの) 大さじ1

※料理酒            大さじ1

※水              大さじ1

※の調味料をお椀などに入れて合わせておく

作り方

では早速作っていきましょう。

調理道具として、包丁、まな板、フライパン(できれば底が丸い中華鍋)、中国語で勺铲や锅铲と呼ばれる中華鍋にセットで付いてくるフライ返しがあると作るのがラクです。

キャベツの準備

1,キャベツは外側の汚い葉は捨てて、丸のまま半分に切る。

2,中央の芯の部分に、包丁でV字に切り込み入れて芯を抜き取る。

3,手でOKをしてOの部分の大きさをおおよそ把握する。

4,その大きさを目指してキャベツを手でちぎる。

5,汚れが気になる場合は、さっと水洗いする。(我が家はキャベツの状態によって洗ったり洗わなかったり)

豚バラの準備

1,豚バラは皮が付いててOK。但し毛が残っていると口当たりに影響するので、毛抜きで抜くかその部分の皮だけ取る。

2,2ミリくらいの厚さに薄切りする。

3,中華鍋にお湯を沸かす。

4,切った豚バラを茹でる。

5,白く色が変わったら、お肉をお湯から取り出し、水を切っておく。

薬味の準備

1,にんにくは皮を剥いてみじん切りにする。細かくしすぎると炒める時に飛び散るので注意。

2,生姜も皮を剥いてみじん切りにする。生姜の風味が好きでない人は細かくした方が食べたときに気にならない。

3,乾燥唐辛子は適当な大きさにちぎる。辛いのが苦手な人は種を除く。

4,下ごしらえを終えた豚バラの上に切った薬味をのせて準備完了です!

準備完了の図

仕上げの炒め作業

1,中華鍋に油を入れて家庭で強火が出るガス台で強火にかける。油は多めの方がおいしくできる。

2,鍋と油が温まったら薬味と豚バラを入れて炒め始める。

3,薬味の香りが油に移り、豚バラにうっすらと焦げ目がつくまでかき混ぜながら炒め続ける。

炒め油の熱で豚肉の脂を溶かして融和させていきます

4,キャベツを鍋に投入する。油跳ねに注意する。

5,キャベツと薬味と豚バラを徐々に合わせていく。

6,キャベツの表面に油がひととおり回ったら、合わせておいた調味料を鍋肌から回して流し入れる。

7,腕力がある人は中華鍋を振りながら、腕力がない人は鍋の底からフライ返しで裏返すのを繰り返し、調味料がまんべんなく行き渡るように混ぜる。

8,ちょっとキャベツがまだ生かなと思うくらいになったら火を止めてお皿に盛りつける。

9,食べるころにちょうど良い歯ごたえになっています。

できあがりの図

手撕包菜をおいしく作るポイント

オイスターソースと生抽(醤油)さえあれば多少の失敗があっても大抵はおいしく作ることができますが、これをすればもっとおいしい!もっと失敗がない!というポイントがいくつかありますので、以下にまとめますね。

上から大事な順番に書いていきます。

1,豚バラは下茹でしておくこと。

下茹でをすることで豚肉の臭みが消え、皮の部分もおいしく食べることができるようになります。

豚の皮や豚の脂が苦手な方も、薄切りにして下茹でし、更に油で炒めることで、あまり気にならなくなります。

旨味が逃げたり、固くならないように、茹ですぎに注意してくださいね。

2,にんにく、生姜は生のものをみじん切りすること。

チューブの使用は炒める段階で油が跳ねてやけどの元になるので、できれば生のものをみじん切りしてください。

生のにんにくや生姜がない場合は、乾燥にんにくや生姜パウダーで代用できますが、油に薬味の風味が移りにくくなります。

どうしてもチューブを使いたい場合は、調味料と混ぜてなら使えます。

3,キャベツは包丁で切らずに、手でちぎること。

包丁で切ると、食べた時の歯ごたえが違ってきます。

このお料理は手でちぎったキャベツで作った方がおいしいです。

4,鍋を熱くしすぎないこと。

中華は鍋を熱々にする場合が多いですが、にんにくや生姜を焦がさないようにするため、このお料理では油が温まった段階で早めに薬味たちを投入することをオススメします。

オイスターソースと醤油の比率を1:1で紹介していますが、お好みによって2:1や1:2にしてもいいと思います。

この両者のコラボは鉄板で、困った時はこの2つがあれば、どんな食材でもおいしいおかずに変身させることができます。

ご参考まで。

以上、配給品消費メニューとして「手撕包菜」をご紹介させて頂きました。

是非是非、作ってみて下さいね!

では!

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しゃんはいさくら

2005年~上海在住。 現在、夫、日中MIX子ども×2、義母の5人で生活してます。 会社でも家庭でも中国人に揉まれながら、のらりくらりとやってます。