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「腎」を補う!3月の薬膳料理はこれ!

「中国4千年の「中医学(漢方医学)」の理論をベースに、中医学ドクターが季節に応じた薬膳料理レシピをお伝えする「カンタン!薬膳料理」シリーズ第二十六弾!

3月、今回の薬膳料理レシピは、体調を崩しやすい季節の変わり目に「腎」を補う!がテ ーマです。

季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われています。

「なんだか最近疲れやすい…」、「肌のハリや弾力が失われてきたかも?」という ような実感がしたら、それはもしかしたら腎の不調からきているかもしれません。

漢方医学では、西洋医学と異なる臓のとらえ方をしており、「五臓」という概念が あります。そのなかでも「腎」は、気温が低いと不調になりやすいといわれており、 健康や美容に大きく影響するとされています。漢方医学における腎とは、いわゆる 「腎臓(kidney)」ではなく、泌尿・生殖器系を意味しています。

腎は、生命力やエネルギーを蓄える場所で、成長や発育、生殖などを担っており、 また全身の水分代謝を調整する役割もあり、そのバランスが崩れると排尿トラブル を起こすことも…。

さらに、ホルモンバランスやエイジングとも密接に関係しているため、腎の不調は 老化現象にもつながるとされているのです。

「薬膳」と聞くとてもハードルが高いイメージがありますが、季節や体質・体調を考慮し て、ふだんからの食材の特性や組み合わせ流ことも、立派な「薬膳」料理です。

難しい材料を使わず、普段の食材の組み合わせを工夫するだけで、いつもの食材が「薬 膳」に!

さあ、「腎を補い身体を温める食材」を使って季節の変わり目に備えましょう!

腎を補う!「薬膳料理」レシピ
「根菜とトウモロコシの台湾薬膳スープ」

【材料】4 人前

·鶏骨付き肉……200g

·ごぼう(2cm 厚さで斜め切り)……150g

·とうもろこし(2cm 幅の輪切り)……1 本

·山芋(ひと口大にカット)……200g

·にんじん(ひと口大にカット)……1/2 本

·ナツメ……4 個

·しょうが(薄切り)……5 枚(15g)

·水……800~1,000cc

·酒……大さじ 2 杯

·クコの実……大さじ 1/2 杯(4g)

·塩……適量

·白こしょう……適量

〜〜材料選びのポイント〜〜

★鶏骨付き肉(骨のまわりから出汁が出るので、必ず骨付き肉を使いましょう。
★材料は大きめにカットしましょう。とうもろこしの芯の部分から旨味が出るので芯ごと使うのがおすすめです

【下ごしらえ】

1)鶏骨付き肉は湯通し、流水でよく洗っておきます。

2)野菜はそれぞれ、カットしておきます。

3)ゴボウはアク抜きのために、水にさらしておきます。

【作り方】

❶ 鍋に鶏骨付き肉とごぼう、とうもろこし、にんじん、ナツメ、しょうが、水、酒を入 れて強火にかけ、沸騰したら弱火にして 20 分ほど煮込みます。

❷山芋を入れてさらに 15 分ほど火にかけます。クコの実と塩、白こしょうを入れて味 を調え、5 分ほど煮たら出来上がり!

【古川先生による「腎」の気を高める薬膳食材講座】

今回、レシピ監修をされた古川先生に、身体を温める食材を教えてもらいました。

鶏肉

鶏肉はタンパク質を豊富に含み、胃腸の働きが弱い方でも比較的消化のしやすいお肉です。 出産後の虚弱体質や軟便、生理の量が多い人にもお勧めの食材。しかし、手羽先や鶏皮は 脂肪が多く消化しにくいため、少な目に食しましょう。

生姜

胃腸を温め、身体が冷えたとき「生姜湯」や今回のスープなどで食すると、冷えの改善や 風邪の予防になります。さらに身体を温める作用があるため「ナツメ」と一緒に摂取する と、生理痛の緩和が期待できる食材です。

山芋

長芋は昔から精がつく食べ物と言われています。山芋は、脾肺腎に働き気血と津液をまんべん なく補うため、「山のうなぎ」と呼ばれるほどスタミナ満点で、慢性の下痢、食欲不振、喘息、 そして滋養強壮、疲労回復にも効果的な食材です。

ごぼう

ごぼうは、通便をよくし、補腎や熱を抑える効果があると言われています。なので、解熱、吹 き出物の改善、便秘解消、血圧降下、コレステロール抑制、むくみ解消にも効果的な食材です。
上記の食材の一部は、今回紹介した「根菜とトウモロコシの台湾薬膳スープ」にも入っている ので、是非、作ってみてくださいね!

ドクターからの一言

腎をケアするのに一番大切なのは、まずはカラダを冷やさないこと。まだまだ肌寒 い日もあるので、外に出るときはしっかりと防寒して、必要があればホッカイロで 腰を温めるのも効果的です。

 

朝晩、白湯を飲む習慣をつけると、カラダの芯から温まるのでこちらもおすすめ。 そして、これは意外かもしれませんが、激しい運動は少し控えるのも重要です。腎 に不調があるときはカラダがだるく疲れていることが多いため、できるだけ休息を 取るようにしましょう。睡眠も、日付が変わる前に寝ることができるとよいでしょう。

どうしても運動がしたい場合は、ストレッチがおすすめです。血流などの巡りがよ くなるため、リラックスした状態で行ってみてください。

また、ストレスは腎の大敵でもあります。自分なりのストレス発散方法を見つけ、 ゆっくり過ごすようにしてください。

今回、レシピ監修をされた古川先生の診察は、黄浦クリニックと虹梅路クリニックで、夜 20:00 まで受けられます。

土曜日でも診察が可能ですので、原因不明の疲れでお悩みの方は、西洋治療や薬膳にも詳 しい古川先生に一度相談してみてください。 お問い合わせをお待ちしています。

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