食べるトレーニングキッズアカデミー協会 代表理事内田彩子です。
まだまだコロナ旋風も中国ではおさまらない気配ですが
皆さんはどう思われているでしょうか?
人はみな違うのが当たり前
今回いろんなことを考えさせられました。
それぞれの体質があるように考え方もそれぞれ。
100人いたら100通り、当たり前ですが持っている身体も違えば
生まれ育った環境、得てきた教育・経験により、考える基準や尺度が違います。
子どもを育てる時に考えるべきことはたくさんありますが、
とりわけ大事なものってなんだろうと考えた時
「選ぶ」チカラを持っていること、ではないかと思うのです。
膨大な情報から「選ぶ」力
情報はいくらでも入る時代になりました。
SNS、メディア、書籍、人づての情報ほか、お金をかけるか否かにかかわらず
膨大な情報の中で私たちは生きています。
なかでも、子どもたちは私たち以上に生まれながらにして(デジタルネイティブという言葉ももうすでに古くなりつつある感じがするくらいに)当たり前に情報の中で過ごしています。
だからこそ、膨大な情報を得た上で、
自分の価値基準に照らし合わせ、
自信をもって「選ぶ」ことができることというのが、必須であり、ひいてはそれが
人生の道を決める上で、お友達と過ごすうえで、毎日の暮らしで、
大きなことから小さな事まで含めていろいろなことに波及するのではないかと思います。
「食べるトレーニング」とはなにか?
「食べるトレーニング」ってなんだろうと思われる方も多いかと思います。
私たちのやっている食べるトレーニングというのは、難しいことはいらないのですが
結果として、自分にとって必要なもの、大事なものを「選び取る」そういうチカラを身に着けることができる、そのことをお伝えしています。
やっていることはシンプル。
「おいしい」を大事にすること。
その美味しいは、体質と環境により人それぞれ感じ方が異なります。
2500年以上前に中国で生まれた統計学の学問陰陽五行論をベースに
体質を紐とき、お母さんがお子さんの体質をわかったうえで、子どもの声に耳を傾けつつ
美味しいと食べてくれるよう、毎日のごはんづくりに役立てます。
(こう書くとなんだか難しげですが、やることはいたってシンプル。
キッチンに立つ時間、ごはんづくりは15分です。笑)
自分のカラダを知ること
遺伝は25%程度と言われます。確かにそうなのですが、
自分の体質というのは実は変えることはできません。
肝臓、心臓、胃脾臓膵臓、大腸、腎臓などの臓器というのは
生まれたときに、それぞれの臓器に強い弱いがあって
それを後天的に強くすることはそう簡単にはできないということです。
(例えば兄弟で同じごはんを食べていても、上の子はすぐおなかが痛くなる、下はならない、などありますよね。)
でも、それは決して悪いことではなく
それぞれ自分のカラダのことがわかるサインでもあります。合わないものを
無理に(麻痺してわからないまま)過度に食べるから
アレルギーやイライラなどカラダは合わないサインを出します。
メンタルも含めてサインを出すのです。
イライラしやすい、騒ぐ、集中力がない、そういう一見カラダと関係なさそうなことも
すべてカラダが出しているサイン。
40個の簡単なチェックで体質を紐とくことができます。
まずは現状を知ることから。
お子さんの、ご自身の体質を知り、「選ぶ」ということ。
やってみてください。
今日も明日も明後日も、1年で365日毎日食べる食事は
身近に味方につけるとものすごい力を発揮しますし
その逆もまたしかり。
子どもたちは、自分のカラダにとって必要なもの、必要じゃないないものを
本能的に感覚的にすぐにわかるようになります。
生まれたときには皆持っているこの能力、大人も今からでも取り戻せますし
お子さんはよりそれが早いのです。
次回から具体的なこと書いていきますね。