自己肯定感という言葉を聞いたことがあるでしょうか。最近はネットや書籍などでも頻繁に取り上げられているため、目にしたことがある方も多いと思います。
しかし、実際に自己肯定感とはどのようなものなのか、自己肯定感を上げるためにはどうしたらよいのか、など詳しいことはよく分からないといった方が大半ではないでしょうか。
そこで今回は、自己肯定感とは何なのか、自己肯定感が低い・高いとどうなるのか、自己肯定感の上げ方などを具体的に解説していきます。
自己肯定感とは?
そもそも自己肯定感とは、「ありのままの自分自身を肯定すること」です。他者との比較ではなく、今の自分を受け入れて、自身を尊重することで生まれるものになります。また、この自己肯定感は、物事を前進させるための原動力や自信にもつながります。
自己肯定感が低いとどうなる?
では、自己肯定感が低いとどうなってしまうのでしょうか。
一般的には、
- 頑張った自分を認められない
- 周りが認めても満たされない
- 幸せを感じられない
- 一度の失敗で諦める
- ちょっとした事で傷つく
- 落ち込んだあと行動できなくなる
- どうせ無理・・、出来ないから・・と挑戦をしない
といったものが挙げられます。
自己肯定感が低いと、他人と自分を比較してしまい、嫉妬や劣等感に苦しんだり、自己嫌悪に陥ってしまったりすることも少なくありません。また「自分はダメだ」「全然役に立っていない」などと過剰に自己否定をする、常に他者の目・評価を気にして自分の思う通りに意思決定できない、といったケースも多いようです。
自己肯定感が高いと何が良いの?
自己肯定感が低い場合には、いろいろな物事に対してネガティブになったり、他人のことを気にしすぎて心が不安定になってしまったりすることもしばしばあります。
反対に自己肯定感が高いと、
- 常に前向きに物事に取り組める
- 起きた事象を肯定的に捉えられる
- 行動や思考がポジティブになる
- 何事にも積極的にチャレンジしようとする
- 失敗しても、また頑張ろうと思える
- 自分の考えだけでなく、相手の考えや意思も尊重できる
- ありのままの自分を受け入れられる
といったように、自分に自信を持って行動・発言ができるようになり、主体性を持って人生を生きていけるのです。
今日から始められる!親ができる子どもの自己肯定感を高める2ステップ
なかには「子どもの自己肯定感を伸ばすための方法が分からない」「そんなに簡単に自己肯定感は高められないでしょ?」と思う方もいらっしゃることでしょう。
そこで、ここからは親御さんが今日からできる『子どもの自己肯定感を高める2ステップ』をお伝えしていきます。どれも簡単にできますので、ぜひ実践してみてくださいね!
ステップ1:お子さんの好きなことをたくさん見つける
ステップ2:好きを共有する
「こんなに簡単なことでいいの?」って思われたかもしれませんね。自分の好きなことに目を向けられる(興味を持ってもらえる)のは、子どもはもちろん大人も嬉しいことですよね。
お子さんの好きなことについてシェアをしてもらえば、お子さんは「お母さんが自分のやっていることに興味を持ってくれた!」「お父さんが共感してくれた!」と喜びます。この経験は非常に大切で、お子さん自身が「受け入れられてもらえた」「今の自分で十分なんだ」と思えるきっかけになります。
認めてあげることによって、次第に好きなことが深まっていったり、次への具体的なアクションが取れるようになったりして、「本当にやりたいこと」や「将来の夢」が見つかる可能性もあります。
またお子さんの好きなことや興味のあることを引き出してあげて、親子で一緒に体験してみるのもいいでしょう。たとえば、YouTubeで釣りチャンネルにハマっているお子さんと釣りに行く、お子さんの好きなアーティストのライブに一緒に行く、マンガに出てきた料理を親子で作ってみる、といったこともオススメです。
まとめ:親の対応次第で子どもの自己肯定感は上げられる!
今回の記事では、自己肯定感とは何なのか、自己肯定感が低い・高いとどうなるのか、自己肯定感の上げ方などを具体的にご紹介していきました。
お子さんの自己肯定感を上げるためには、お子さんの好きなものを聞いて、「なぜ好きなのか」「どんなところに興味があるのか」などをシェアしてもらうことが有効です。さらに親子で共通の体験をすれば、コミュニケーションが深まり、「自分は親に受け入れられている」「ありのままで大丈夫なんだ」という気持ちを醸成することができます。
「声かけの仕方が難しい・・」「いまいちコミュニケーションのタイミングが掴めなくて・・」とお悩みの方、お子さんの自己肯定感を上げるための方法を詳しく知りたい方は、ぜひ公式ラインもチェックしてみてください。
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