こんにちは、しゃんはいさくらです。
皆さん、愚園路(愚园路/yúyuánlù/ユー2ユエン2ルー4)を歩いたことありますか?
中山公園と静安寺間を東西に走る通りなのですが、愚園路には写真映えするお洒落なお店がたくさんあって、見るだけでもとても楽しめるんですよ。
今日は愚園路×定西路を起点に、途中の江蘇路との交差点までを歩いて気になったお店をいくつかご紹介したいと思います。
愚園路の全体図
上海では、租界エリアを中心に歴史のある建物が数多く見られますが、こちらの愚園路にも1920~30年代頃に建てられた建物が一部残っています。
通りを歩いていたら安西路との交差点のところに、このような地図がありました。
この地図を参考に、歴史的建造物を廻るのも楽しそうですね。
歴史建造物の前にはこのような石碑があるので、それを目印に探してみて下さい。
西から東へ歩いてみた
日本式のお弁当を配達してもらえる!「食い処 銀」
この日は中山公園南門付近の定西路を起点に、東の方向へ歩きました。
まずご紹介したいのは、日本人の方に馴染みのあるお弁当屋さんの「銀」(愚園路1391号)です。
私はお弁当のデリバリーで何度か利用しています。日本式のおいしいお弁当がお手頃価格で頂けるのが嬉しいですね。
中山公園で子どもの遊び会を企画した時は大抵ここでお弁当を注文して届けてもらいます。とても便利で助かります。
お店での飲食もできるんですね。看板が小さくて見つけにくいですが、上の写真をご参考にどうぞ。
オススメセレクトショップ 「element生活元素」
この日愚園路に行ったのはこちらのお店に行きたかったから。
バス停がある場所の奥まった所に「element 生活元素」(愚園路1381-1号)というお店があります。3階建ての建物です。
このお店がセレクトしているアイテムが私たち好みだと旦那が教えてくれたお店で、旦那は既に何度か足を運んでいる模様。私は今回初めてでした。
フロアそれぞれにテーマがあり、1Fには原料にこだわりを持っている会社製品の取り扱いが、2Fはメンズのシャレオツ系ブランドが、3Fには私が大好きなアウトドアブランドのチャムスや、文具や雑貨の取り扱いがあります。
気になるアイテムがいくつかありましたが、この日はお買い上げせず。ここの他に愚園路沿いの弄堂の中にもう1件あるそうなので、今度はそちらにも行ってみたいです。
ちなみに、この隣に「銭店money shops」という网红カフェがあり、デザイナーグッズが販売されていて、お客さんで賑わっていました。
老外に人気!? ワインの品揃えが豊富な「365进口商品展一销一仓」
名のとおり、輸入商品が展示、販売されているお店です(愚園路1341号)。
カフェが併設されていて、私がお店の前を通った時は、複数の外国人グループがテラス席でおしゃべりしていました。
ワインなどお酒の取り扱いが多いのと、自家焙煎豆で淹れてくれるコーヒーがラオワイ(老外/欧米系外国人の俗語)に人気なのかな?
私も「自家焙煎」にすごく惹かれてたのですが、お店に入った時の雰囲気が何となく私に合わない気がして、店内を一周してすぐに出てきちゃいました。
輸入商品の展示エリアには日本からのモノも多数ありました。
名前を見ただけでヨダレが!邸宅をリノベしたステーキハウス「Rebone」
愚園路沿いに弘基と書いてあるオフィスビルがあり、その中庭の一角に「Rebone steak house」(愚園路1107号)があります。
何かの広告で見たことがあるお店で、この日「あー、ここにあるんだ!」と場所が把握できた次第。
まだ行ったことがないので、お誕生日にでも旦那にねだっちゃおうかな~
クチコミサイトで見たお肉、むっちゃおいしそうでした♪
日式カフェに行列が!
タイトルにもあるとおり、愚園路は网红(ネットで人気に火のついた)カフェが多い通りです。その中で、この日ダントツで並んでいる人が多かったのがこちら。
「露地」
:愚園路1285号
大衆点評(中国のぐるなびみたいなサイト)では「露地怪物冰屋」という名前で出ているので、カフェというよりかき氷屋さんなのかな。
窓から中を覗いたら畳に丸い座布団が敷かれている今人気のスタイルだったので、この行列にも納得です。あの日は特に暑かったですし。
きっと中国の若い人たちが「卡哇伊!(カワイー)」とか言いながら、写真にバシバシ撮ってモーメンツにでも上げるんでしょうね。
私は网红に興味がなく、冷たいモノも食べないので横目で見て素通りでした。
日式カフェらしきお店は露地の他にもありました。
「我慢 Gaman Cafe」
:愚園路1077号
名前が「我慢」という日本語から来ているだけで、中身は日式ではないかも知れませんが、清潔感があるカフェでした。
ちょうど窓際に座っていた女の子がアキバ系コスチュームで自撮りに勤しんでいたので余計に日本を感じたのかも知れません。
「我慢」を中国語として直訳すると「私、ゆっくり」ってことなんですが、外から覗いただけでも落ち着いた雰囲気は感じたので、行く価値アリかも知れません。
微信で時折見かける人気カフェ
その他にもこの通りには人気カフェがいくつか存在します。微信のグルメ系公式アカウントをフォローしていると上海のオススメ特集を見かけることがありますが、その中で名前を良く聞くカフェを2つご紹介します。
「Akimbo Cafe」
:愚園路1018号
上海っ子からのクチコミ評価がとても高いお店で、コーヒー好きさんも、流行りモノ好きさんも誰もが楽しめるお店作りを目指している感じです。
コーヒーのいろんな飲み方を提案していて、メニューが豊富です。ここはおひとり様ではなく、お友達と来てコーヒー談義に花を咲かせたいですね。
逆におひとり様で行きたいのは、Akimboの斜め向かいにあるこちらのお店。
「Gregorius」
:愚園路991号×江蘇路
レトロな雰囲気が人気のカフェで、元々はここを目指して街を散策しながら歩いて来たのです。
ただーし!
そこは週末午後のカフェタイム。お客さんいっぱいでどうも落ち着ける雰囲気に思えなかったので、入るのをやめたのでした。涙
持ち帰りにしても良かったのですが、たくさん歩いていたのでゆっくり座りたかったんです。
次回、平日に時間を作ってここでゆったりとコーヒーを頂きたいです。
ちなみに、このお店の前にはこんな公衆電話があり、写真を撮ってる人が多かったので、私も何となく撮ってみました。(だから何?w)
元来た道を戻ってこちらでラテを
ここは人いっぱい、ここは网红で興味ない、あらまー、どこでコーヒーを頂きましょ!? ここで出てきた、私あるあるの優柔不断病。
せっかくのおひとり様時間を大事にしたくて、入ったお店で失敗したくなくて、お店の前を行ったり来たりして時間ばかりが過ぎてしまうパターン。
で、悩んだ挙句、いろんなお店の中でフィーリングが私に合ってて、お客さんの入りがそこそこだったelementに戻ることにしました。
ここはドリップコーヒーは提供していないんだけど、マシンのケースに使っているコーヒー豆のキーワード「坚果巧克力」が貼ってあって、このタイプの豆なら失敗はないだろうと思ったからです。
私はコーヒー好きだけど、どんなコーヒーでもOKなのではなく、豆の好みがはっきりしているので、このキーワードがマシンに貼ってあって良かったです。
最近の好みとしてドリップならブラックで、マシンコーヒーならラテでというスタイルが私に定着しているので、ここではラテを。
結果、味も満足、雰囲気も満足という嬉しい締めくくりができました。
生活感ある雑多なラインナップ
この通り、作られた場所とそのまんまの場所が混在していました。
訪問客誘致に向けて頑張っている感じを受けましたが、付近に学校があるせいか住宅街としての機能も強く残っていました。
でもこれこそが上海の街歩きの面白さ。
写真には収めませんでしたが、地元のおばちゃんが好むような昔ながらの洋服店やちょっと汚めのこの地で長年経営してるんだろうなと思わせるお店がチラホラあって、確かにそこに「生活」がありました。
これまではバスやタクシーで素通りするだけだった愚園路。
歩くことで違った一面が見れて面白かったです。
皆さまも、普段車で素通りしているような場所を歩いてみると楽しいかもですよ。
では!