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わかっちゃいるけどやめられない夏のビールや遅い夕食!そんな時にも薬膳

なかなか終わらない暑さ。

厳しい残暑に、今日もまずは冷たいビールを一杯!といきたいところですが、ちょっと待ってください。

空腹に冷えたビールを飲むと胃腸が冷えて弱り、たるみの原因となってしまいますよ!できればキンキンに冷えたビールを毎日飲むことは控え、どうしても飲みたいときには胃腸の冷えと弱りを軽減させるひと工夫をしましょう。

ビールの前には枝豆を

ビールの前には、お酒のつまみの定番「枝豆」。

家での晩酌はもちろん、外食の際も日本料理店ではビールと枝豆をセットで注文してはどうでしょうか。

空腹にキンキンに冷えたビールではなく、その前に枝豆を食べることで胃腸のダメージが軽減されます。

そして、冷えたビールを飲むと胃腸が冷えて弱るのですが、枝豆は消化器系の働きをよくしてくれます。また胃腸が冷えることで体の水回りが悪くなるのですが、枝豆は余分な水分を排泄してくれます。

さらに、枝豆には肝臓のアルコール分解を助けるメチオニン、さらにはアルコールの分解をスムーズにするビタミンB1やビタミンCも含まれています。

薬膳的にも栄養学的にも「ビールに枝豆」は相性抜群なのです。

枝豆の塩茹で

材料

  • 枝豆 約250g
  • 塩大さじ1(揉み込む用)
  • 塩大さじ1(茹でる用)

作り方

枝豆を枝から外してよく洗い、さやの先端部分をハサミで切り落とす。

塩大さじ1をふりかけ、よくもみ込む。

鍋で水1リットルを沸かして塩大さじ1を入れ、揉み込んだ塩ごと枝豆を入れる。再沸騰したら火を少し弱め、4〜5分茹でてザルにあげる。

余った枝豆でカンタン枝豆ご飯

枝豆ご飯

枝豆が残ったらさやから取り出して冷凍保存し、ご飯を炊く時にぱぱっと入れて枝豆ご飯にするのもお手軽でおすすめです。余りものだった枝豆が彩りを添えてくれます。

<作り方>
米2合に対し、塩少々とあれば昆布少々を入れ、水を炊飯器の内側の2合の目盛りに合わせて入れる。枝豆を適量入れて普通に炊く。最後に酒少々を振って少し蒸らせば出来上がり。

二日酔いにはグレープフルーツを

グレープフルーツ

二日酔いになってしまったら、「グレープフルーツ」ですっきり。

グレープフルーツには、気の巡りを良くして胃の機能を回復する効能や、アルコールの分解を促進して二日酔いを解消してくれる解毒の効能があります。これならさっと食べられますね。

夜遅い食事のときはキムチのごま油かけを最初に

キムチのごま油かけ

夜遅くまでお仕事を頑張って、就寝前の食事はよくないと思いつつも遅い食事になってしまうこともありますよね。そういうときは、まず消化がよくデトックス効果の高い物から食べるようにしましょう。

例えば、白菜キムチにごま油をかけた「キムチのごま油かけ」。

発酵食品が消化を促進し、胃腸の負担を軽減してくれます。

白菜自体にも消化を促進し、胃腸を整える効能があります。また、ごま油は通便を促し、デトックス効果もあります。

ただし、辛いものは食欲を増進させる効果もあるので、食べ過ぎにはご注意くださいね。

中医・薬膳のポイント

空腹にキンキンに冷えたビールを飲むと、胃腸が冷えて消化の働きが水分代謝に異常が出て、余分な水分がたまります。そうすると、口角が下がってほうれい線が目立ったり、目の下のたるみにつながったりします。

飲み過ぎ、冷たいものの取りすぎ、暴飲暴食などによって胃腸は弱り、「下がる」「たるむ」という症状が出てしまいます。胃腸を弱らせないことがアンチエイジングにつながります。

本当にアンチエイジングを徹底するなら、冷たいものは一切やめることをおすすめしますが、なかなか難しいですよね。そういう場合は、今回ご紹介したように、できるだけ一緒に食べるものや食べる順番などを工夫しましょう。

せっかくだから中国にいるうちにぜひ試したいモノ・コト

食べ過ぎ、食欲不振にはこのお茶——山査子(サンザシ)茶

サンザシ茶

以前、サンザシを少量の砂糖と練ったスティック状のお茶菓子をご紹介しました。消化を促進する効能があるサンザシですが、乾燥サンザシを使ってサンザシ茶にすることもできます。食べ過ぎたときはもちろん、暑さによる食欲不振や胃腸の不調にも。

乾燥サンザシ5g(5〜6片くらい)にお湯を注いでしばらく蒸らしていただきます。ほのかに酸味があってすっきり爽やかな味わいです。

お茶菓子は砂糖が気になるというかたは、こちらのお茶が良いかもしれませんね。

乾燥サンザシは、種の部分をくり抜いたものや粗く砕いたものなども売っています。

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  • 体を冷やす食べ物と温める食べ物
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中川 美保子

TUGUMIラボ代表。薬膳研究家、中日翻訳者、成功習慣トレーナー。
お肌のことを考えるうちに薬膳に行き着き、上海中医薬大学日本校で薬膳と中医学を学ぶ。中医薬膳指導士、国際中医師の資格を取得。上海・北京滞在を経て辻調理師専門学校、エコール辻日本料理修了。「なりたい自分は作れる」「薬膳を知らないなんてもったいない」という思いのもと、美肌・健康美・アンチエイジングを中心とした毎日続けられるおいしい薬膳を伝えている。