こんにちは!
今回は上海海湾国家森林公園でのカヌー&フルキャンプレポートをお届けします。
上海海湾国家森林公園
上海海湾国家森林公园
住所:奉贤区海湾镇随塘河路1677号
市中心部から60kmほど南に行ったところにある大きな公園です。
一号門でチケットを購入(80元)して入場します。
キャンプで泊まる場合は予約が必要で、公園内の既存キャンプ場としては以前ブログ記事で紹介した「牛路野営営地」があります。
牛路野営営地はアウトドアイベントでよく使われる会場です。
ここの公園は個人キャンパーがふら~っと入園して泊まることはできないので、自分のギアを持参してキャンプしたい場合は公園とキャンパーを繋ぐ仲介業者さんを経由する必要があります。
中国の各種SNSでキャンプ情報を見てると、イベンターさんがたくさんいることに気づくと思いますが、「どこどこで○○キャンプするので興味がある人は微信でお友達申請してください」みたいなメッセージがあるので、詳細を確認して気に入ったプランに申し込みます。
今回、我が家は「漫道戸外」経由で、夜のカナディアンカヌーと草原でのフルキャンプがセットになったプランを申し込みました。
仲介業者さんにはギアをレンタルしてくれるところもあるので問い合わせしてみるといいですよ。
園内の交通
一号門から入園します。
園内が広いので、普通は電動カートに乗って目的地まで移動します。牛路に行く時はいつもカート移動です。
ただ、今回は連休中とあって観光客が多く、電動カートに荷物を乗せて移動するのを断られてしまったので(何百元か払えば別だったと思いますが)、仕方なく自力で移動することに。
キャンプ会場は入口から近い“大草坪”だったものの、それでも車と草原の往復に30分は必要で、毎回書いてますけど、我が家は旦那がマキシマリストでとにかく荷物が多いので、3台のキャリアカートで2往復することになりました。
今回は私が友だちの子どもを見ることになったので荷物の運搬はしなかったですが、ホント、旦那の持ち物多い病、なんとかならないかな?
荷物運搬だけでかなりの体力を消耗してると思うんだけど。。。
CHUMSテント+タープ×2
今回は我が家と同時期に同じテントとタープを買った友だちとのキャンプだったので、全体をこんな感じでセッティングしました。
キャンプ当日はとても風が強い日で、タープを張るのがむっちゃ大変でした。
しかも、いつもは私の力で普通に打ち込めるペグも、ここの草原は土が固くて打っても打ってもなかなか土の中に入っていかない。泣
他のテントのお手伝いなどもしてたら、いつの間にか設営に2時間近くも費やしてたみたいで、現地に荷物を運んで、ちょっと休憩して、設営してなんてしてたらあっという間に夕方の5時に。
草原で遊ぶ間もなく、夕飯の支度をしなきゃいけない時間になりました。
が、ここで予定が変更に。
元々は到着してしばらく経ったらSUPして(SUPしないメンバーはテント設営して)、軽く食事して、夜の7時、8時頃に夜カヌーという予定だったんですが、イベンターさんから風が強すぎるからSUPは翌日の朝にしたらどうかという提案と、夜カヌーを5時からにして欲しいとのお願いを受けたので、テントの設営後、着替えて水上スポーツ場に移動しました。
風に乗ってゆ~らゆら 夜の星空が素敵すぎたカナディアンカヌー
結論から書くと、日没と真っ暗な景色の両方が楽しめた夕方5時からのカヌーは大・大・大満足でした。
当初は風が強くてSUPがダメなのにどうしてカヌーはOKなの?とかなんで時間変更?と思ってたのですが、先方の提案と依頼を受けて良かったです。
波止場を出てすぐの湾のあたりは風をまともに受けて確かに漕ぐのが大変でしたが、湾の奥にある橋を抜けて樹に囲まれた細い水路に入ると風当たりも穏やかになり、自然の風で流されつつ、方向をコントロールしつつ、ゆったりと満天の星空を堪能することができました。
夜の水上スポーツはカナディアンカヌーがオススメだという理由もやってみてよく解りました。
もしこれがカヤックやSUPだったら、風と水で結構カラダが冷えてしまってたかも知れません。
カナディアンカヌーだとほとんど濡れずに済むし、カヌーの上でカラダを倒して仰向けになれるので、星空を楽しむのには適した選択でした。
10人+1匹でワイワイガヤガヤ
約1時間ほどのカナディアンカヌー体験を終えた後は、テントに戻って夕飯作り。
と言っても、今回は焼きそばとステーキと冷凍の羊鍋を温めるだけの簡単メニューです。
友人グループはもっとシンプルで、調理道具は一切持たずに即席火鍋とおつまみだけ。
今回のプランは最低催行人数が決まってて、友だちの友だちやグルチャで知り合ったメンバーと組み、10人+1匹でワイワイガヤガヤ楽しみました。
深酒せず、シャワー→就寝へ
子連れだったこと、風が強くて長時間座っていてちょっと肌寒くなってきたこと、翌日のSUPが早朝の5時か6時しか空いてないと言われて、まだSUPを諦めてなかったメンバーが早起きして遊びたいと言ったので、宴会はほどほどに、シャワーを浴びて早めに就寝することにしました。
シャワールームは水上スポーツ場に隣接していて、大草原から比較的近くて助かりました。
時間も夜中の12時まで開放してるとのことだったし、お手洗いも草原の隣にあったので、水回りの利便性は良かったかな。
その後、シャワーを済ませたので、あまり外に立っていたくなかったんだけど、キャンプギアが飛ばされないように少しだけ片付けをしてからテントに入りました。
結局、強風は夜中の3時頃まで続き、風の音とタープが心配で旦那はほとんど寝れなかったみたいです。
私はそういう面ではすごく楽観的で(無くなったらまた買えばいいじゃん?的な)、周りが多少うるさくても寝れるタイプなので、普通に休むことができました。
タープはあの固い土のおかげでしっかりと固定できてたみたいで、被害なく翌朝を迎えました。
今思えばそれで良かったかも。
起きてしばらくした頃には既にかなりキツイ日差しになってたし、前日に設営やら食事の準備やらでゆったりできる時間があまり取れなかったので(強風もあって落ち着いた感じがしなかった)、この頃にやっとキャンプらしい自然を楽しむ時間が過ごせたという感じでした。
朝ごはんは我が家定番のホットサンドにしました。
ちなみに、今回のコーヒーは簡易ドリップにしてミルやドリッパーは持参しませんでした。
なんでかと言うと、旦那があるSNSで、フルセットを持参して屋外でドリップコーヒーを楽しんでる人たちのことを“油腻(元の意味は脂っこい、転じて女子に敬遠されがちなオジサンのことを指すネット用語)”って言ってる人がいるのを知って、持ってくのをやめようと思ったんだって。
アホか、お前は。
あなたがオジサンであることは変えようのない事実なんだし、他人は他人、自分は自分でしょ!?
って思っちゃう私も若い子から敬遠される立派なオバサンなんだな。ガハハハハ!
片付けも一苦労
私たちは2日目のお昼の食材も持ってたので、お昼を食べてから帰るつもりで過ごしてたのですが、友人グループはお昼前に公園を後にする予定を組んでたので、朝食が済んでしばらくしたら片付けに入りました。
友人のタープと我が家のタープを繋げて設営してたので、なんだかんだで私たちも片付けを手伝う形となり、終わってみればキャンプの半分以上の時間を設営と片付けで使ってしまったような気がします。
この日もキツイ日差しの中での作業となったので汗だく。
ビールだのカクテルだの、余ってた飲み物をアルコールのあるなしに関係なく、片っ端から飲みながら動いてました。
反省点
今回はキャンプ場の条件としてはまあまあ良好な場所だったのですが、天候に影響されてちょっと忙しめなキャンプになったような気がします。
いくつか反省点をまとめておきます。
軍手は必須
これまでテントやタープの設営であまり苦戦したことがなく、素手で作業してても全然大丈夫だったのだけど、風の強い日だとタープが飛ばされないようにそれなりの力で握ってないといけなくて、ロープなどの摩擦で手が痛くなったので、テントやタープの設営には軍手が必要だと思いました。
次回は軍手を多めに準備していこうと思います(ミトン替わりにもなり、食事の支度にも使えて何かと便利)。
フルキャンプのタープの張り方
今回のタープの張り方は正直言って失敗でした。
24時間草原で過ごしてたワケですが、張り直しなしで常に太陽を遮るなら、ポールを立てるのはやめた方が良かったと思います。
私たちはこのように設営してしまい、翌朝の日差しのことを全く考えてませんでした。
あの日は旦那がマキシマリストである長所が初めて生きて、予備で持ってたタープを横に張って日よけにしました。
あれはあれで良かったんだけども、私だったらやっぱり余分なタープは持っていかないかな。
これだけで更に数kgの荷物が増えるんだもん。ブツブツ…
タペストリー持参
今回のキャンプでは、予備のタープではなくタペストリーを持参すれば良かったというのが私の意見です。
ポールを立てて空間を広めに取る設営をするなら、早朝と夕方用にタペストリーを準備して日差しを遮る工夫をするべきでした。
今回、タペストリーのことを全く考えてなくて、太陽の動きに合わせてテーブルやキッチンを動かしてばかりいました。
今思えばテーブルクロスでも良かったから何かの布を代用して日差しを遮れば良かったと思うんですが、旦那はポールの高さを変えたり、予備のタープを張ったりして対処したので、余計な体力を使うことになりました。
タペストリーが1~2枚あれば、作業も軽減できるし、荷物も軽減できるし、何度も立ち上がってテーブルやキッチンを配置し直さなくても良かった気がします。
前に持ってた1枚布のタペストリーでもいいんですが、できれば紐が付いてたり、タープとの固定に便利なタイプのモノがいいなと思ったので、タオバオで探してみようと思います。
以上、フルキャンプレポートをお届けしました。