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心が和む秋の風物詩・紅葉のシーズンが到来!

2019年11月19日

心が和む秋の風物詩・紅葉のシーズンが到来!

秋の深まりを風情豊かに告げる、色彩豊かな紅葉。上海では11月初旬から12月中旬頃、ベストシーズンを迎えます。 現在は北原産のカエデ・ユーカリ・ベルベリン、11月中旬や下旬にはスイバ・黒サソリ・イチョウ、12月上旬にはメキシコスギ・牡丹が見頃。美しい紅葉を眺めて、秋の素敵なひとときを過ごしませんか。

注:気象条件によって、見頃の時期は変わる可能性があります。

北美枫香北アメリカ原産のカエデ

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 11月上旬は、北アメリカ原産のカエデの葉が鮮やかな色彩になります。夏には濃い緑色だった掌のような形状の葉は、秋になるとアントシアニンの蓄積によって徐々に赤色へと変化。この時期は、赤と緑の色彩が織り成す美しい風景を楽しめます。 

榉树ユーカリ

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 秋になると、深い赤へと色づくユーカリの葉。この葉こそ、秋ならではの美しい森林のカラーアクセントになっています。ユーカリはフトモモ科の大きな木で、高さは10メートルに達することも!枝や葉は上向きに生育するため、「榉」と呼ばれています。中国の東部・中部・北部に広く分布しており、温帯落葉広葉樹林の典型的な種の1つ。杨浦区杨行路や闵行区浦秀北路で見るユーカリは圧巻です。 

黄连木ピスタシア

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 夏は濃い緑色、秋はオレンジ色の葉となるピスタシアは、多数の赤い果実が実るウルシ科の常緑樹。樹皮は黄色の染料となるため、「黄连木」と名付けられました。枝に葉が羽状に付いているのが特徴的で、闵行区富都路や明都路で見ることができます。 

无患子サピンダス

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 秋が訪れると黄金色の葉になるサピンダスは、紅葉植物としてよく知られています。ムクロジ科の代表的な植物で、木の幹は高く真っすぐ伸び、葉はとても豊か。この果実の皮は水中で泡立ち、インドでは石鹸として用いられてきました。金山区大堤路、松江区玉树路、徐汇区云锦路及び桂江路の街路樹となっています。 

乌桕ナンキンハゼ

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 冬の訪れが近づいてきた11月下旬、春と夏には濃い緑色だった葉が赤くなり始めるナンキンハゼの葉。その後、黒い実が割れて白い種子が現れる様子もまた、私たちの目を楽しませてくれます。中国東部に広く分布しているナンキンハゼはトウダイグサ科の落葉樹で、葉の形状が菱形のように見えるため識別がとても簡単。徐汇安亭路や浦东新区花木路に行くと、その美しい風景に出合えます。 

银杏イチョウ

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 11月中旬頃、気温が下がるとイチョウの葉は徐々に緑色から黄色へと変化し、やがて黄金色になります。背の高いイチョウが金の鎧で覆われたかのような姿は、一見の価値あり!イチョウの歴史は古く、重要な科学的研究価値の高い観葉植物でもあるので、その美しい風景を眺めながら過去に思いを馳せるのもいいかもしれません。黄浦区人民大道、杨浦区四平路、长宁区可乐东路、黄浦区上海音乐厅绿地で見るのがおすすめです。 

墨西哥落羽杉メキシコスギ

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 中央アメリカの沼地に自生しているメキシコスギは背が高く、洪水に耐えることができるため造園に適した木といわれています。春と夏に濃い緑色だった葉は、秋の終わり頃になると赤褐色へと徐々に変化。このメキシコスギの葉と青い空による色彩のコントラストは見事です。 

卫矛マユミ

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 秋が深まった頃、ニシキギ科の落葉低木・マユミの葉は緑色から赤色へ、さらにいくつかの品種は赤紫色へと変わっていきます。それと同時に果実も成熟し始め、果皮が割れると鮮やかな赤い種子が枝にぶら下がるようにして出現。その姿は愛らしく、1ヶ月以上という長い期間にわたって見ることができます。また、枝の形が非常に特徴的なのもこの樹木の見どころ。枝にはコルク質の翼が4つあるため、この部分は「鬼箭羽」とも呼ばれています。

参考資料:上海辰山植物園(作者:郗旺)
一部画像出典元:上海植物園

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