2025夏、日本語オリジナル版ミュージカル『千と千尋の神隠し』が上海に！

日本語オリジナル版ミュージカル『千と千尋の神隠し』が2025年7月14日から8月3日まで、上海文化広場主劇場にて上演される。この作品は宮崎駿監督の代表作として知られる同名アニメーション映画を舞台化したもので、初演以来世界中で大きな話題を呼んでいる。

世界中で絶賛された舞台劇が中国初上陸

宮崎駿監督のアニメ映画『千と千尋の神隠し』は、2001年の公開以来、数世代にわたって多くの人々に愛され続けている。10歳の少女・千尋が異世界に迷い込み、様々な試練を通じて成長する姿を描いた物語は、子供から大人まで多くの観客に感動を与えてきた。舞台版『千と千尋の神隠し』は2022年3月、東宝創立90周年記念公演として東京帝国劇場で初演され、その後日本国内での巡演やロンドン・ウエストサイド公演を経て、常に絶大な支持を受けてきた。

2024年には、ロンドン・ウエストサイド最大規模の劇場「ロンドン・コロシアム」にて135回の公演を実施し、約30万人の観客を動員。日本の舞台劇としては異例の大規模な海外公演となり、現地メディアからも「劇場の魔法」として高い評価を受けた。

今回の中国公演では、日本のオリジナルキャストと制作チームが上海の舞台に立ち、本場の舞台芸術を観客に届ける。

本公演には、初演時に千尋役で話題を集めた橋本環奈と、2024年から同役を務める福地桃子がダブルキャストで出演する。また、白龍役には醍醐虎汰朗と増子敦貴（GENIC）が、湯婆婆／銭婆役には春風ひとみと樹里咲穂がそれぞれキャスティングされ、実力派俳優陣が舞台を彩る。さらに、これまでの公演で高い評価を得たオリジナルのライブバンドも参加し、映画の世界観を忠実に舞台上で再現する予定だ。

見逃せない「生涯必見」の舞台

舞台劇『千と千尋の神隠し』は、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー名誉共同芸術監督であるジョン・ケアードが脚本・演出を手掛けた。彼は『レ・ミゼラブル』や『ナイト・ミュージアム』など数々の名作を生み出してきた実力派クリエイターである。アニメ映画から飛び出したかのようなキャラクターたちは、舞台ならではの生き生きとした表現で観客を魅了する。

舞台劇『千と千尋の神隠し』は、映画ファンのみならず、舞台芸術を愛するすべての人にとって見逃せない作品である。2025年夏、上海で繰り広げられるこの奇跡の舞台をぜひ体感してほしい。

出典元：乐游上海