中国のSIMカードはどこで買うの？事前購入は可能？短期滞在の場合は？空港で買える？

現地採用、赴任、出張、旅行など、さまざまな理由で中国のSIMカードが必要になる事があるだろう。外国人でももちろんSIMカードの購入が可能だ。だが、一体どうやってSIMカードを手に入れるのか？ここでは上海における4パターンのSIMカード購入方法を解説していく。

通信キャリアショップに直接行く

中国の主要通信キャリアは中国移動（China Mobile）、中国聯通（China Unicom）、中国電信（China Telecom）の3社。街にはこれらのキャリアショップが点在している。

SIMカード購入の際は、本人確認のためのパスポートまたは永住許可証が必要となる。ショップに到着したら番号札を取り、順番が来たら窓口のスタッフに相談し自分のニーズに合ったモバイル通信サービスパッケージを選ぶ。いくつかの書類を記入し、その場でSIMカードを発行してもらえるが、中国語が苦手な場合は、中国語を話せる人を同行させた方が良いだろう。

上海で事前に購入

外国専門家局と中国電信上海支店の協力により、「外国人労働許可通知書（外国人工作许可通知）」または「外国ハイエンド人材確認書（外国高端人才确认函）」を持つ外国人に対し、入国前の携帯番号申請サービスを提供している。

1. 対象ユーザー：「外国人労働許可通知書（外国人工作许可通知）」または「外国ハイエンド人材確認書（外国高端人才确认函）」を取得している外国人。
2. 申請手順：外国人が入国する2週間前に、雇用者側が上海電信に出張サービスの申請を提出する。
3. 出張予約：中国電信上海支店のスタッフが出張訪問し、雇用者は当該外国人に代わって通信プランの申請と身分認証を行い、雇用者側の担当者が署名してUIMカードを事前に受け取る。電話カードは「仮開通済み未アクティブ」の状態となっている。
4. QRコードによるアクティベーション：上海到着後、当該外国人は提供されたQRコードをスキャンして携帯番号をアクティベートする。パスポート写真と個人のポートレートをアップロードすると、UIMカードが完全アクティブとなり使用可能になる。

中国電信上海支店からのサポートが必要な場合は、直接下記の担当者にご連絡を。

中国電信上海支店担当者：周 辰（Zhou Chen） 電話：5412-2232（中国語）
中国での外国人就労許可に関するホットライン： 800-820-5114 内線 9（中国語と英語のバイリンガル対応）

　短期滞在の場合はプリペイドカードも

現在、中国電信は短期滞在者向けに、7日、15日、30日の3種類のSIMカードを提供している。パスポートを携帯の上、上海の中国電信ショップにて購入可能。

また、6月末に浦東国際空港の第2ターミナル到着ロビーに外国人向けの総合サービスカウンターがオープンし、短期SIMカードを含むサービスを提供している。（提供サービス：外国人の上海サービスマニュアル、観光地図、wi-fiレンタル、SIMカード販売、交通ICカード（shanghaipass）販売・返却、外貨両替、小銭両替、モバイル決済相談など）

なお同外国人サービスカウンターは浦東空港T1と虹橋空港T1でも10月より運用開始される予定となっている。

種類	内容	価格
7日間SIM	20GBの国内データ通信と100分の音声通話	85元
15日間SIM	30GBの国内データ通信と200分の音声通話	125元
30日間SIM	50GBの国内データ通信と300分の音声通話	195元

オンラインで購入

中国にいる日本人向けにオンラインでSIMカードを購入できるサービスも。詳しくは下記を参照。

以上、4つの方法をご紹介した。上海では外国人向けの事前受取サービスや短期滞在用のSIMサービスが利用できるので、他の都市よりは比較的便利かもしれない。目的に合った方法でSIMカードを入手しよう。

出典元：City News Service、CityNewsService Japan