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【上海・中国旅行&生活ガイド①】生活基本情報

2024年3月20日

新しく赴任される方や出張や旅行で上海を訪れる方々のために、生活基本情報とインストール必須アプリをまとめました。第一弾では生活本情報をご案内していきます。

上海でトラブルに巻き込まれたり、体調を崩してしまったりしたらどうしたらいいの?いざという時に落ち着いて対応ができる最低限の心得はしっかり覚えておきましょう。

  1. 中国・上海の基本情報
  2. 在上海日本国総領事館発行の「安全の手引き」
  3. 上海・中国に到着したら宿泊登録が必要
  4. 就労または180日を超える長期滞在者は居留許可が必要
  5. 海外に3ヶ月以上滞在の場合は在留届の提出を
  6. 上海や中国在住ビジネスパーソンのための生活ガイド

中国・上海の基本情報

■治安
上海の治安は比較的よいですが、南京東路などの繁華街では、日本人を狙った詐欺事件がしばしば起きています。知らない人に日本語で話しかけられても相手にしないようにしましょう。また、人が多い場所にはスリなどに気をつけましょう。

■電源電圧
中国の電圧は220V、周波数は50Hz。日本の電圧は100Vなので、日本から持参した電気製品を中国で使用する場合は、変圧器や変換プラグが必要になります。ノートパソコンや携帯電話の充電器は240Vまで対応可能なものがほとんどです。ソケットは日本と同じAタイプ、および3つ穴のO2タイプがメインとなっています。

■水
中国では水道水を直接飲まないようにしましょう。飲用はミネラルウォーターを購入しましょう。スーパーやコンビニエンスストアで2~3元程度で購入できます。

■交通事情
市内中心部は地下鉄や公共バスが発達しており、タクシーも多いため、比較的移動は便利。しかし、マナーの悪い自転車やバイクも多く、歩行の際には注意が必要です。また、中国は赤信号でも車は右折可能なので、横断歩道を渡る際には右折の車に気をつけて!

■インターネット事情
上海では、カフェやレストランなど、無料で使用できるWiFiスポットが充実しています。カフェなどでは、IDやパスワード入力が必要な場合があるので店員に確認してみましょう。利用の際に中国の携帯電話番号が必要な場合もあるので同じく店員に確認を。

■コピー商品
ブランド物のニセモノのバッグや財布、海賊版DVDなど、安価なコピー商品を購入して日本に持ち込む行為は法律違反とされています。罰金が科せられる場合もあるので、くれぐれも注意を。

■病院
上海市内には日本人医師や日本語を話せる医師が常駐するクリニックが多数存在しています。医療レベルも高く、設備も充実しているので安心!これらのクリニックは海外旅行保険に加入している場合、キャッシュレスで受診が可能です。現地の人が通う病院は、言葉の問題や衛生面を考えると、外国人の利用は避けたほうがベター。日本で普段使っている胃腸薬、下痢止め、風邪薬、鎮痛剤などの常備薬は持参しておくと安心。

■海外旅行保険
加入は任意ですが、旅行中の病気や事故、ケガ、携行品の損害など、「もしも」の場合に備えて、ぜひ加入しておきましょう。中国で外国人が病院にかかると、非常に高額な上に先払いを求められる場合が多いので、キャッシュレス医療サービスがついた海外傷害保険に加入しておくと安心です。

■事件・事故
事件や事故に巻き込まれた場合、すみやかに在上海日本総領事館や公安局、旅行会社スタッフなどに連絡をしましょう。自分たちだけで解決しようとすると非常に危険。パスポートなどの身分を証明できるものは必ず携帯すること!

■盗難・紛失
盗難にあったら、まずその場所を統括する公安局に届け出ます。パスポートの盗難・紛失の場合は、上海市公安局出入境管理処に報告すると同時に、盗難・紛失証明書を発行してもらい、在上海日本総領事館に持参して渡航証明書(1回使い切り)を申請するという流れになります。

在上海日本国総領事館発行の「安全の手引き」

在上海日本国総領事館のホームページより「安全の手引き~海外で安全に生活するために~(令和六年二月)」を閲覧可能です。

「渡航・滞在にあたっての留意点」、「生活上の注意点」、「緊急事態への対応」の3部構成で、安全に過ごすためポイントがまとめられています。こちらも合わせて確認しておくとよいでしょう。

安全の手引き
~海外で安全に生活するために~

上海・中国に到着したら宿泊登録が必要

中国では外国人は到着後24時間以内に宿泊登録(境外人員臨時住居登記単)をする必要があります。

  • ホテルに滞在する場合:チェックインの際にフロントでパスポートを提出すると、ホテル側が宿泊登録を行います。
  • ホテル以外に滞在する場合:自身でオンライン宿泊登録を行います。下記のQRコードよりアクセス可能です。

就労または180日を超える長期滞在者は居留許可が必要

就労または180日を超える長期滞在者は、中国入国後30日以内に管轄の公安機関において「居留許可」の申請が必要です。

居留許可は外国人が中国で居留するための証明書です。 外国人は入国から30日以内に現地の公安局出入国管理部門で居留許可を申請する必要があります。 中国国内に居留する外国人は居留の期限延長を申請する場合、居留証明書の有効期限が切れる30日前に申請を提出しなければなりません。

また、外国人居留許可の登記事項が変更された場合(氏名、性別、生年月日、居留事由、居留期間、発行日付、発行地、パスポートまたはその他の国際旅行証明書番号を含む)に変更が生じた場合、居留証の保有者は、登記事項の変更日から10日以内に居住地の県レベル以上の地方人民政府公安機関出入国管理機構にて変更手続きを行う必要があります。

北京市人民政府日本語ホームページより

居留許可、就労、査証(ビザ)に関する注意事項については、下記のQRコードより在中国日本大使館ホームページをご参照ください。

海外に3ヶ月以上滞在の場合は在留届の提出を

「在留届」とは外国に住所又は居所を定めて3ヶ月以上滞在する日本人に、その住所や居所を管轄する日本の大使館又は総領事館への提出を義務づけているものです。提出は現地に到着して住所等が決まった後で提出するようにしてください。また、変更や帰国、他の在外公館管轄区域に転出する場合も「変更届」「帰国届」「転出届」の提出を行ってください。

なお、在留届はオンラインでの申請が可能です。

上海や中国在住ビジネスパーソンのための生活ガイド

中国商務部から発行されている2024年版の「中国在住ビジネスパーソンのための生活ガイド」が英語版と中国版でオンラインでの閲覧が可能となっています。臨時宿泊登録、SIMカード、銀行カード、居留許可、労働許可、社会保険、モバイル決済の設定、交通機関の利用、個人所得税の支払いなどの事項をカバーしています。

A GUIDE TO WORKING AND LIVING IN CHINA AS BUSINESS EXPATRIATES (2024 EDITION)
外国商务人士在华工作生活指引(2024 年版)

また、上海日報が運営するCity News Servieでは「国際サービス上海 - ビジネスパーソンのための上海ガイド」を英語で提供しています。こちらもオンラインで閲覧可能で、上記の商務部発行のガイド内容と一部重複する部分の他に、生活や医療、ごみの分別、中国の祝日、博物館、書店やショッピングなど多岐に渡る上海生活に役立つ内容を掲載しています。

International services Shanghai - Guide to Shanghai for expats (2023)

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