Appleは日本時間2022年11月9日未明、iPhone向けの最新OS(システムソフトウェア)【iOS 16.1.2】の提供を開始しました。このiOS 16.1.2は11月9日にリリースされたiOS 16.1.1から約21日(3週間)ほどでリリースされ、小数点2桁アップデートで、セキュリティアップデートの他、iPhone 14/14 Proでの衝突事故検出の問題やワイヤレス通信業者との互換性の改善が施されています。
そして今回は主にiPhoneのみの問題修正のため、他のOSのアップデートは行われておらず、iPhoneのiOS単独でのアップデートになっています。
iOS 16.1.2 アップデート内容
iOS 16.1.2アップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
このアップデートにはiPhone用の重要なセキュリティアップデートと以下の機能向上が含まれます:
・ワイヤレス通信事業者との互換性の改善
・iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化
主な修正点は言うまでもなく、Appleはわざわざ下に持ってきていますが、「iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化」ですね。最適化というと聞こえはいいですが、正直問題の修正といった方がよさそうです。例えばYouTuberの実験で、いくつかのシチュエーションでiPhone 14とiPhone 14 Proで衝突事故検出が正しく動作しないことが指摘されていたからです。
なお、セキュリティ関連の修正内容はまだAppleのサイト上には公開されていないため不明です。
アップデートはOTAで可能
iOS 16.1.2へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。小数点2桁アップデートで、内容がバグ修正やセキュリティアップデートがメインのため、アップデータの容量は大きくありません。私のiPhone 12 Pro MaxではiOS 16.1.1からのアップデートパッケージは268.4MBとなっています。アップデートには10分ほどかかった感じです。
アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。
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基本的にはiOS等AppleのOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけます。