第1回目の寄稿に当たり、まずはご挨拶をさせていただこうと思います。
一般社団法人日本ナンバーワントレーナー協会で代表理事をしております、中澤仁美と申します。
私は研修トレーナーとして、大手企業や中小企業などで過去21年間300社以上にわたり、人材育成をさせていただいております。
世の中には人材育成おけるhow-to 研修が沢山ありすぎるため、やり方が分かったとしても、正解のない人間関係の構築、チームビルディング、スタッフのマネジメント等をその現場に合った言動行動から生みだせるようには残念ながらなりません。
私自身、自分の癖やパターン、周囲への影響力すらわかっていなかった時代に、どうやってマネジメントをしていたのか疑問です。
弊社はフラット組織が可能になるように、セルフマネジメントから始まり、スタッフマネジメントを含め、1対1の面談の仕方等も含めた人事評価制度を用いた育成、運用までをサポートさせていただいております。
私が研修会社を有する大手企業に呼ばれる理由がここにあります。
自分が周りからどう見られていたかを知る
私自身が管理職でマネジメントしていた頃の最悪だった話をさせてください。
実は、日本の企業で営業をやっていた時に、毎度表彰されるトップ営業でした。
その後、オーストラリアに行き、外資系の会社でも成績が良かったので、自分は仕事が出来ると完全に勘違いをしておりました。
部下だった時は、かなりうまくやっていたのですが、自身がマネージャーになりはじめたあたりから成績が思ったように上がらず、苦戦するようになりました。
毎回、営業成績の結果を見ながらスタッフが成果を上げてこないことを悪く思っていました。
「私が出来るのだからあなたも出来るでしょう!」
「私が出来るのだからあなたも出来るよ!」
こんな言葉を発する毎日で、
これは私1人でやった方が、絶対上手くいくのではないか?
前のマネージャーより成果が少し多いからいいか!
など全て自分都合の「言い訳」に走っていました。
海外ですから、余計にどうしていいかわからず途方に暮れていた時、ある上司から、「ひとみが周りからどう見られているか知っていますか?」と質問をされたのです。
日本人に対する印象とは
実は、外資系の会社で海外に駐在しているローカルスタッフから見える日本人駐在員とは、下記のようなことが挙げられます。
- 秘密主義
- はっきりものを言わない
- 嘘をつく
- 説明能力が低い
- 決断力がない
- 外国人を信頼していない
- 感情表現がない
その上司は「ひとみは自分を開示しないし、外国人スタッフのことを本当には知ろうとしていない」と伝えてくれました。
これは本当に目からウロコでした!
それまでは、その国の文化も風習や働いているスタッフに対しても、表面的なことばかりに目を向けていました。
例えば、スタッフの趣味、住んでいる場所、家族と一緒かどうかなどは知っていましたが、本当の意味ではそのスタッフのことを理解してはいなかったのです。
人に関心を持つこととは?
当時の上司も明確な答えを持っていたわけではありませんが、スタッフに根掘り葉掘り聞く訳には行きませんし、人に関心を持つことに対する答えは1つではありません。
人間関係や相手への信頼度合いの中で、何かをあきらめて毎日を過ごす事も出来ますが、やれることが沢山あります。
人に関心を持つことで、相手がどんな成果を創り出せるのか?と思い、当時の上司のすすめでコーチングプログラムを受けてみることにしました。
プログラム受講後の私は、人に関心を持つ事の幅の広さや深さに驚きながらも、業務の生産性がこれまでの5倍に成長していました。
このような成果は、私一人では到底達成できていなかったと思います。
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