上海で美しい唐風建築として知られている宝山寺の2期プロジェクトの祇園が2023年6月15日より一般公開される。
漢服愛好者の絶好のフォトスポットとして高い支持を得ている宝山寺は建築総面積12,000㎡を有し、上海の仏教寺院において最大規模を誇る。元の敷地には大雄殿(旧真武閣の改築)と天王宝殿(旧祖堂塔院の改築)の2棟の貴重な古建築が保存され、唐代の建築技術を用いた木造造りとなっている。
1511年に創建された宝山寺
宝山寺は1511年に創建され、老朽化のため2005年に移築再建された。1期は伝統的な唐代木造建築群の宝山寺として2011年1月に一般公開を開始。この度、2期の唐代園林の祇園が一般公開となった。
新たに一般公開の祇園とは
祇園という名前は、仏教経典『阿弥陀経〈あみだきょう〉』に登場する「祇樹給孤独園〈ぎじゅぎっこどくおん〉」にちなんで名付けられた。
祇園内の建築配置は金塔を中心としたもので、高さ55.3mの金塔は宝山寺伽藍院内に位置する大雄宝殿と呼応する形となる。
祇園の本堂は水上に梁や柱を立てた回廊で繋がれ、水辺の手すりや椅子に座り景色を楽しむ事が可能となっている。
また、仏香閣は正八角形の尖った二重屋根で、屋根の頂に輝く金色の擬宝珠が遠くから見ても目立つ。
四合院造の松濤軒は祇園の中心に位置し、水辺のフォトスポットとして人気が出そうな風景だ。
場所 | 宝山寺 宝山区罗店镇罗溪路518号 |
アクセス方法 | 地下鉄7号線「美蘭湖(美兰湖)」駅下車後、バス宝山31路、宝山81路にて「宝山寺」駅から徒歩 |
料金 | 供香料金:20元(現金のみ) |
出典:乐游上海 今起对公众开放!上海这座古风园林美出圈了
宝山寺の1期のレビューはこちら
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