国家移民管理局の許可を受け、2024年10月25日より、電子アライバルビザの試行範囲が中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区から浦東新区全域に拡大された。
これにより、上海浦東新区の企業からの招待を受け、アライバルビザの条件を満たす外国人は、F(訪問)、M(商業取引)、R(人材)、Z(就労)、およびS2(短期私的事由)タイプの電子アライバルビザを申請し、上海の出入国地点から入国できるようになる。
電子アライバルビザの手続きは全てオンラインで行われ、審査を通過した企業は上海市公安局出入境管理局の電子政府プラットフォームにアクセスし、代理人が申請情報を提出できる。ビザ発行後、招聘した企業はプラットフォーム上で《中華人民共和国電子アライバルビザ確認書》をダウンロードし、申請者に送付することが可能だ。申請者は、確認書を電子デバイスに保存するか印刷し、パスポートと電子ビザを提示して入国・滞在が認められる。
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この制度は、すでに7月12日から中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区で試験的に導入されていたが、臨港新片区の企業や外国人労働者から高く評価されており、電子アライバルビザ制度により外国人の中国訪問が大幅に便利になったとの声が多い。
上海市公安局出入境管理局のアライバルビザ担当の王盛科長は、「これまでの試行経験を踏まえ、浦東新区関連部門と協力して試行拡大の準備を進めている。対象となる30万以上の企業に対して政策の説明と手続きを行っており、これにより浦東新区での外国人の移動がさらに便利になり、新区の投資・貿易自由化の促進につながるだろう」と述べている。
出典元:上海公安出入境管理