少なくとも上海では、数年前から「白相大上海-Shanghai City Walk-」という日本人向けのCity Walkというのが存在している。日本語を話す上海歴史研究家の方が、観光では行かないようなディープな上海を紹介しながら歴史散歩するという内容だ。
上海には疎開時代の洋風建築が多く残り、歴史的価値のあるものも。だが、都市開発とともに取り壊されなくなってしまった建物も少なくない。移り変わりの激しい上海において、こうした歴史散歩は現在も人気のコンテンツだ。
目次
2023年に急激に流行りだしたCity Walk
2023年に入ってから、中国のSNS「小红书」でCity Walkという単語をやたら見るようになった。小红书に掲載された統計によると、2023年上半期の「City Walk」に関する検索量は前年比の30倍にも上ったという。
現地向けや観光客向け、年齢に合わせたテーマも
さらには若者向けだけではなく、現地住民には普段生活していてもあまり行かないような場所、観光客向けには王道の観光とは少し違ったおしゃれな場所、子ども連れや中高年、老人向けといった、さまざまなテーマのCity Walkコースが紹介され、まだまだ盛り上がりを見せている。
一体普通の散歩と何が違うのか?
冒頭で触れた日本人向けのCity Walkには散歩+歴史という構図があるが、普通の散歩と異なるのは散歩+αという点だ。
最近流行りのCity Walkとは散歩+カフェ・建築・撮影・ペット・英語学習・読書・旅行・美食・アルコール・デートなど、主催者ごとに特徴ある要素が加わっている。低コストで実現可能なため、さまざまなテーマのCity Walkが存在している様子だ。
00後の学生よりも95後のサラリーマンに人気
City Walkでは平均して2〜3kmの道のりを散歩するのが一般的で、City Walkの参加者年齢を見てみると、00後(2000年以降生まれ)の学生よりも、95後(1995年以降生まれ)のサラリーマンに人気という結果となった。
時間のないサラリーマンにとって、仕事終わりや週末に低予算でちょっと参加できる気軽さも人気の理由として挙げられている。
また参加する人は映え写真のネタをCity Walkでみつけては撮影し、SNSにアップしている。参加者に女性が多いのは、流行に敏感でより美しい写真を撮影したいという願望が強いからなのかもしれない。
City Walkが行われている都市トップ10
元々上海ではCity Walkが流行る前から行われていたということもあり、上海がトップとなっている。その他大都市が続々ランクインしているが、重慶がランクインしていない。
その理由としては、重慶は裏路地が多く迷子になりやすいというのが挙げられている。確かに、参加者に迷子になられてしまったら主催者側も大変だ。
現地向けや観光客向け、年齢に合わせたテーマも
さらには若者向けだけではなく、現地住民には普段生活していてもあまり行かないような場所、観光客向けには王道の観光とは少し違ったおしゃれな場所、子ども連れや中高年、老人向けといった、さまざまなテーマのCity Walkコースが紹介され、まだまだ盛り上がりを見せている。
ライター:タカハシヒロミ
2000年より上海在住、趣味は空手とダイビング。海水魚のブログも運営。
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