Appleは日本時間2022年8月18日未明（午前2時頃）に、iPhone用OS【iOS 15.6.1】及びiPad用OS【iPadOS 15.6.1】をリリースしました。一つ前のバージョン、iOS 15.6/iPadOS 15.6リリース（2022年7月20日）から1ヶ月弱でのリリースとなりました。iOS 15.6/iPadOS 15.6はそこそこ長く持ったことになります。今回のアップデートでは、セキュリティが強化されます。前回の小数点1桁アップデートも同様だったので、なぜ今回15.7にしなかったのかは謎です。新機能追加はありません。macOS Monterey 12.5.1やwatchOS 8.7.1もリリースされていますが、前者は同様にセキュリティアップデートとなっているのに対し、後者は変則的なアップデートとなっています。
iOS 15.6.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiOS 15.6.1のアップデートのリリースノートで、以下のように記しています。
このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS 15.6.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiPadOS 15.6.1のアップデートのリリースノートで、以下のように記しています。
このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iOS/iPadOS 15.6.1の主な変更点
冒頭にも書いたとおり、iOS/iPadOS 15.6.1でのアップデート内容は、セキュリティアップデートです。KernelとWebKitに関する重要なセキュリティが修正されるということです。
その他のApple OSもアップデート
macOS Monterey 12.5.1
Mac用のmacOS Montereyも12.5.1にアップデートされました。
AppleはmacOS Monterey 12.5のアップデートのリリースノートで、以下のように記しています。
このアップデートをすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用するとmacOSのセキュリティが向上します。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください:
watchOS 8.7.1
Apple Watch用のwatchOSも8.7.1にアップデートされましたが、今回だけ変則的にApple Watch Series 3のみに向けてリリースされています。その他の機種ではアップデートはありません。watchOS 8.7.1では、予期せず再起動することがある問題が修正されています。
tvOS 15.6.1
AppleはApple TV用のtvOS 15.6.1アップデートもリリースしています。こちらもセキュリティアップデートとなっています。
アップデートはOTAで可能
iOS/iPadOS 15.6へのアップデートは、端末の設定＞一般＞ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。小数点1桁アップデートですが、内容がバグ修正やセキュリティアップデートがメインのため、アップデータの容量は大きくありません。私のiPhone 12 Pro MaxではiOS 15.5からのアップデートパッケージは525.7MBとなっています。
アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール（アップデート）指示をしておくことですね。
iPhone 13シリーズ/iPhone SE 5G等用を含む、iOS 15.6/iPadOS 15.6オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
【iPhone 13 mini/iPhone 13/iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max/iPhone SE 5G】用も含め、iOS 15.6/iPadOS 15.6のファームウェア（OFW）のダウンロードリンクはこちらです（順次アップデート予定）。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
