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2025年、祝日が2日間増加!【保存版】 2025年中国の祝日カレンダー

先日中国国務院より2025年の祝日が発表され、2024年11月に修正された「全国年節及び記念日放假办法」に基づき、2025年1月1日より中国の祝日は春節と国慶節がそれぞれ従来の7日間から8日間になり、合計2日増えることとなる。これに伴い、特別な状況を除き、春節は旧暦の大晦日から8日間、国慶節は10月1日から7日間、労働節は5日間、元旦、清明節、端午節、中秋節はそれぞれ3日間(水曜日に当たる場合はその日のみ休み)となる。また、国慶節が中秋節と重なる場合は、8日間の連休とされる。

2025年の元旦、春節、清明節、労働節、端午節、中秋節、国慶節の具体的な休日調整日程は以下の通り。

  • 元旦:1月1日(水曜日)のみ
  • 春節:1月28日(旧暦の大晦日、火曜日)から2月4日(旧暦の正月初七、火曜日)までの8日間。1月26日(日曜日)と2月8日(土曜日)は出勤日。
  • 清明節:4月4日(金曜日)から6日(日曜日)までの3日間。
  • 労働節:5月1日(木曜日)から5日(月曜日)までの5日間。4月27日(日曜日)は出勤日。
  • 端午節:5月31日(土曜日)から6月2日(月曜日)までの3日間。
  • 国庆節中秋節:10月1日(水曜日)から8日(水曜日)までの8日間。9月28日(日曜日)と10月11日(土曜日)は出勤日。

画像出典元:国务院客户端

出典元:国务院客户端

中国の祝日と記念日

春節(旧暦1月1日)

旧暦の1月1日のお正月。「春節」の名が登場したのは1913年のことと言われている。それまでは元旦、正月などと様々に呼称されていた。春節はおおよそどの会社でも1週間以上の休暇がもうけられ、人々は故郷に戻る。そのため毎年春節が近づくと「春運」という交通機関の混雑がニュースとなる。 

各企業では春節前に「紅包」というボーナスが支給され、これを持って従業員たちは故郷に帰る。故郷では親戚などに挨拶を行い、春節の食べ物を食べる。日本では「中国では正月に餃子を食べる」という話が流布しているが、これは北方でのことであり、各地方で春節の食べ物には違いがあり、上海では八宝飯(餅米を半円形に成形して蒸したもの。外側はカラフルに彩られ、内部には餡が入っていて甘い)を食べる風習がある。

縁起物の爆竹は春節前から爆竹販売用の小屋が街のいたるところに出現する。爆竹は旧暦1月15日までの期間に何度も鳴らされる。もともとこの爆竹には邪気を払うという意味があり、華やかなのは元旦を迎えた瞬間で、花火や爆竹が盛大に鳴らされる。5日目が財神の日とされていて、この日も爆竹や花火がよく鳴らされる。
※上海では外環以内での爆竹が禁止されている。

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元宵節(旧暦1月15日)

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春節から15日目にあたる元宵節。この日をもって春節期間は終了となる。この日には灯籠を飾ると縁起が良いとされ、豫園では元宵節までの間、干支をかたどった灯籠が並ぶ大掛かりなランタンフェスティバルも行われる。この日、上海では胡麻餡、小豆餡、豚肉餡などを餅米の粉でくるんだ団子を茹でた「湯圓」が食される。

2月14日 情人節

日本でもおなじみのバレンタインデー。日本の影響で女性が男性へチョコレートを贈る人も増えてきたが、中国では男性が女性に花を贈るのが一般的。特に赤いバラが人気で、バレンタインデーが近づくと値上がりする。花束は女性の職場に届けられることが多い。

3月8日 国際婦女節

国連が制定した女性の日。1909年にアメリカの女工が男女平等の権利を掲げてデモを行ったことに由来する。中国ではこの日、女性は半休となる。デパートなどでは女性を対象としたセールやキャンペーンも開催される。

3月12日 植樹節

孫文の死去にともない定められた記念日。本来は清明節(旧暦4月5日)に柳を植える習慣があり、1915年には孫文も清明節に植樹をしようと唱えていた。孫文死去後の3年目に植樹が行われてから、この日が植樹節となった。

3月14日 白色情人節

日本から伝わったホワイトデーの習慣。中国ではバレンタインデーに中国では男性から女性へプレゼントを贈るのが一般的で、この日は女性から男性にプレゼントを贈ることが多い。

4月1日 愚人節

エイプリルフール。この日は中国でもちょっとしたびっくりを仕掛ける日として、若者たちの間で楽しまれている。

5月1日 労働節

メーデー。1889年の第二インターにて決定された記念日で、共産主義が中国に広まってきた1920年代頃から集会やデモなどが行われるようになっていた。後に中華人民共和国成立後に休日に制定される。1999年からは7日間の休暇となっていたが、2007年に休日の規定が変わり、3日間の休暇となった。

4月5日 清明節

清明節は日本でいうところのお彼岸にあたり、お墓参りの日。本来は、冬至の108日後だが、1935年から太陽暦の4月5日と決められている。

この日が近づくと、郊外の墓地へのバス予約が始まる。小春日和の心地のいい季節、墓参りがてら郊外へ小旅行に出かけることも多く、これを「踏青」という。お墓参りは、清明節の前後20日の間に行えば良いとされている。

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お供えに不可欠なのが「青団」、春になると饅頭屋やコンビニの店頭に並ぶ。青菜で色を付けた餅の中に餡子をつめたもの。他の団子とくっつかないように表面に油がぬられており、見た目がピカピカしている。

端午節(旧暦5月5日)

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日本と同様、ちまきを食べたり、菖蒲(しょうぶ)を飾ったりする習慣があるが、子どもの日ではなく、春秋戦国時代の政治家であり詩人である屈原が、故郷の将来に絶望して川に身を投げた日といわれる。杭州など各地ではドラゴンボートレース大会が開催されるが、これは屈原の死体を探すために出された舟を意味しており、ちまきには屈原の体が魚に食べられてしまわないように川に投げ込まれた米の団子を意味しているそうだ。

6月1日 児童節

共産圏では6月1日に子どもの日が制定されていることが多く、中国でも6月1日が子どもの日とされている。子どもにプレゼントを与えたり、家族で外出をしたりする。

七夕節(旧暦7月7日)

本来は裁縫がうまくなるようにと女性が織女に祈る日。昔はクモを小さな箱に入れて、次の日にきれいに巣を貼るかどうかや、針を水に投げ入れてきれいな水紋ができるかなどによって、裁縫技術の上達を占っていた。現在は「中国情人節=中国のバレンタインデー」として恋人たちの記念日となっている。

8月1日 建軍節

中国人民解放軍の建軍記念日。これは1927年に起こった南昌起義を起源としたもので、解放軍の徽章や旗にも「八一」の文字が入っている。

9月10日 教師節

1985年に国務院で制定された比較的新しい記念日。昔は孔子の誕生日が教師節に制定されていたこともある。教師など、先生への感謝を示す言葉や祝いのカード、プレゼントなどが贈られる。

中秋節(旧暦8月15日)

中秋節は家族団らんの日。この日にはお世話になった人などに月餅を贈り、夜は家族揃って食事をする。2008年より3日間の休暇となった。また、この日から春節までが上海蟹解禁となる。

重陽節(旧暦9月9日)

中国では奇数は陽、偶数は陰とされ、また一桁の奇数の中で大きな数は9が重なるおめでたい日としてこの日が祝われる。この日は菊の花を愛で、先祖を祀る。上海では豫園で菊花の品評会も開催されている。

10月1日 国慶節

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中国の建国記念日。1949年の9月21日に成立が宣言されていたが、10月1日に天安門広場で開国大典が開催されたため、後に10月1日を建国記念日となり、約1週間の休暇となる。5周年ごとに大きなイベントが催されており、天安門前で閲兵式のパレードが催されることもある。

10月31日 万聖節

ハロウィーン。欧米から伝わったイベントでホテルやレストラン、バー、百貨店などでハロウィーンの飾り付けやイベントが行われる。

11月11日 光根節

「光棍」とは男性の独身者を表す中国語、「1」がひとりぼっちのイメージから、この日は独身者、恋人がいない人々の日とされる。近年作られたイベントで南京の高校が発祥といわれている。またEC店舗などでは1年で一番大きなセールが一斉に行われる。

12月25日 聖誕節

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クリスマス。近年は中国におけるクリスマスもだいぶ一般的になり、上海のいたるところでは、この時期になるとイルミネーションで彩られる。これらのクリスマスイルミネーションは、その後提灯などの紅い中国的要素が加えられて、春節まで飾り続けられるのが常である。

除夕(旧暦12月30日)

除夕は日本の「大晦日」にあたる。この日は家族全員が集まって豪華な食卓「年夜飯」を囲む。除夕が近づくと、各レストランでは年夜飯の予約受付が始まる。上海では「鶏鴨魚肉菜」が揃った料理を食べるのが良いとされ、スープには「金元宝」という名の卵で作った薄皮で包まれた餃子が入れられる。

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