Offcial SNS

ピックアップ

中国国務院 新たな10の防疫対策を発表「落地检」の廃止、陽性でも自宅隔離可能に

先ほど中国国務院より、新たな10項目の防疫対策が発表されました。

これにより「落地检」の廃止、陽性でも自宅隔離可能になります。

発表の内容は下記になります。

①科学的かつ正確なリスク領域の定義

建物、区画、フロア、世帯単位で高リスク地域を設定し、恣意的に小区、コミュニティ、街道(郷鎮)などの区域に広げたりしない。様々な形式の一時封鎖を採用してはならない。

②PCR検査のさらなる最適化

行政区による全員PCR検査は行わず、PCR検査の範囲と頻度を縮小する。抗原検査は防疫業務の必要に応じて実施して良いものとする。高リスク職種や高リスク地域の人員は規定に従いPCR検査を行い、その他人員は希望の範囲で実施。老人ホーム、児童養護施設、医療機関、保育施設、小中学校などの特殊な場所を除き、PCR陰性証明は不要となり、健康コードの確認を行わないものとする。重要機関、大型企業及び一部の特定場所では、独自の防疫対策を行うことが可能。地域をまたいで移動する人員のPCR陰性証明は健康コードのチェックも廃止し、「落地检(到着後検査)」も行わない。

③隔離方式の変更

感染者を科学的にカテゴライズして治療を行い、自宅隔離の条件を有する無症状感染者と軽症者は基本的に自宅隔離を行い、集中隔離を選択することも可能となる。自宅隔離期間は健康チェックを強化し、隔離の6と7日目に2回連続でPCR検査Ct值≥35の場合に隔離解除となる。症状が悪化した場合は速やかに指定病院に搬送して治療を行う。
自宅隔離の条件を有する濃厚接触者は自宅にて5日間隔離を行い、集中隔離を選択することも可能。隔離5日目にPCR陰性の場合に隔離解除となる。

④高リスク地域は“快封快解”を実施

5日間連続で新規感染がない場合は、高リスク地域の封鎖を解除する。

⑤医薬品の確保

各地の薬局は正常に営業しなければならず、勝手に閉鎖してはいけない。解熱剤、咳止め、抗ウイルス剤、風邪薬などの一般用医薬品をオンライン、オフラインで購入することを制限してはならない。

⑥高齢者のワクチン接種推進

新型コロナ感染症の高齢者のワクチン摂取を加速する。60~79歳のワクチン接種率向上と80歳以上のワクチン接種率加速に重点を置き、手配を行う。高齢者向けのサービス、臨時接種地点、流動接種車などを設置し、ワクチン接種を受けやすくする。 各レベルで接種禁忌の判定に関する研修を実施し、医療スタッフが科学的に接種禁忌を判定できるように指導する。

⑦ケアが必要な人員の健康状況のマッピングと分類を強化

プライマリーヘルスケア期間やかかりつけ医の役割を活かし、地域内の循環器、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病、慢性腎臓病、腫瘍、免疫不全などの疾患を持つ高齢者とその新コロナウイルス接種状況を把握する。

⑧社会の正常な機能と基本的医療サービスの保証

高リスク地域以外では人の移動を制限したり、仕事、生産、事業を停止してはならない。医療関係者、公安、交通・物流、スーパーマーケット、供給保証、配管、電気、ガス、暖房など、基本的な医療サービスや社会の正常な機能を確保するための人材は「ホワイトリスト」管理に含まれ、関係者は自己管理、予防接種や健康監視をしっかり行い、正常な医療サービスや基本生活を確保し、通常の生産を保つために全力を尽くさなければならない。

⑨安全保障の強化

非常階段、扉、共同住宅の扉を塞ぐことを一切禁止。医療行為や緊急避難のために人が外に出るための通路を確保することが求められる。一人暮らしの高齢者、未成年者、妊婦、障がい者、慢性疾患を持つ人が医療を受けやすくするために、コミュニティと専門医療機関の連携体制の確率を促進する。 封鎖対象の人員、患者を第一線のスタッフのケアや心理カウンセリングを強化する。

⑩学校における防疫対策のさらなる最適化

各地域の学校では、科学的で正確な防疫対策をしっかりと行う。新型コロナ感染症の流行がない学校では、オフラインでの通常授業を行い、構内の売店、食堂、スポーツ施設、図書館は通常通り開放する。新型コロナ感染症の流行がある学校はリスク地域を正確に区分し、リスク地域外でも通常の授業、生活、その他の秩序が確保されるようにする。

引用元:上海发布 国务院联防联控机制:关于进一步优化落实新冠肺炎疫情防控措施的通知

-ピックアップ
-

  • この記事を書いた人
  • 記事一覧