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上海入港クルーズ船ノービザ入国政策を再開、72/144時間以内トランジットビザ免除要件正式発表

2023年10月8日

公安部と国家移民管理局は外国人の入境政策を緩和し、2023年10月9日より上海へ入港する外国クルーズ船の団体旅行者に15日間のノービザ入国を実施すると発表した。

現在行われているノービザ措置はさまざま。下記に現行のノービザ措置とその要件に関してまとめた。

上海入港外国クルーズ船の15日間ノービザ滞在

中国国内の登録旅行会社が企画・受け入れを行う外国ツアーグループ(2名以上、2名を含む)は、上海のクルーズ港より入国する際のビザ申請が免除される。ツアーグループは同じクルーズ旅程で行動し、出国しなければならない。

活動範囲は、中国の沿岸部の都市(上海市、遼寧省、河北省、天津市、山東省、江蘇省、浙江省、福建省、広東省、広西チワン族自治区、海南省内のクルーズ船停泊港湾所在地とその周辺都市の行政区域内)と北京市に限定される。

滞在可能期間は15日間。

海南省の59カ国の30日間ノービザ滞在

旅行代理店や職場の招待受け入れや、自己申告により以下の59カ国は海南省へのノービザ入国が可能。

活動範囲は海南省に限定され、出入国港は海南省のすべての対外開放港となる。

滞在可能期間は30日間。

適用される59カ国は下記の通り。

ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、ノルウェー、ウクライナ、イタリア、オーストリア、フィンランド、オランダ、デンマーク、スイス、スウェーデン、スペイン、ベルギー、チェコ、エストニア、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、アイルランド、キプロス、ブルガリア、ルーマニア、セルビア、クロアチア、ボスニア、モンテネグロ、北マケドニア、アルバニア、アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、日本、シンガポール、マレーシア、タイ、カザフスタン、フィリピン、インドネシア、ブルネイ、アラブ首長国連邦、カタール、モナコ、ベラルーシ

桂林のASEAN10カ国144時間ノービザ滞在

旅行会社が企画・受け入れを行うASEAN10カ国のツアーグループ(2名以上、2名を含む)は、桂林空港からのノービザ入国が可能。

適用される国は以下の通り。

マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、シンガポール、ブルネイ、フィリピン

活動範囲は広西チワン族自治区桂林市エリアに限定され、出入国港は広西チワン族自治区桂林のすべての対外開放港となる。

滞在期間は144時間(6日間)で、ツアーグループの出入国の方式を採用する。

中国香港・マカオ地区からの外国人ツアーの大湾区9都市・汕頭144時間ノービザ滞在

中国と国交のある国の外国人が、中国香港・マカオ地区の正規登録された旅行会社を通じ、中国香港・マカオ地区から大湾区9都市および汕頭への観光目的のツアー(2名以上)で旅行する場合、普通の旅券を所持していればノービザで入国し144時間(6日間)滞在可能。

活動範囲は、広州、佛山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と汕頭に限定され、出入国港は先述10都市の対外開放港となる。

滞在期間は144時間(6日間)で、ツアーグループの出入国の方式を採用する。

53カ国の中国20都市への72/144時間トランジットビザ免除

72/144時間トランジットビザ免除される国は下記の通り。

ヨーロッパシェンゲン協定加盟国(25カ国)オーストリア、ベルギー、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、クロアチア
その他ヨーロッパ(14カ国)ロシア、イギリス、アイルランド、キプロス、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、北マケドニア、アルバニア、モナコ、ベラルーシ
アメリカ(6カ国)アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、チリ
オセアニア(2カ国)オーストラリア、ニュージーランド
アジア(6カ国)韓国、日本、シンガポール、ブルネイ、UAE、カタール

第三国または地域への入国条件を満たす、国籍が証明できる有効な旅券(有効期限3ヶ月以上)が必要。

72/144時間以内の日付と座席が確認された第三国または地域への乗り継ぎ航空券または関連証明書を所持し、外国人一時入国カードへの記入を記入し、入国審査を受ける。

上記の条件を満たす場合、下記の都市において72/144時間トランジットビザ免除が可能。

144時間トランジットビザ免除

省(区市)/地区適用都市適用港滞在範囲備考
北京・天津・河北省北京市北京首都国際空港北京市・天津市・河北省北京市・天津市・河北省内の政策適用港からの出国
北京大興国際空港
北京西客站
天津市天津濱海国際空港
天津国際郵輪母港
石家庄市石家庄正定国際空港
秦皇島市秦皇島海港
江蘇省・浙江省・上海市上海市上海虹橋国際空港上海市・江蘇省・浙江省上海市・江蘇省・浙江省内の政策適用港からの出国
上海浦東国際空港
上海港
上海鉄道港
杭州市杭州蕭山国際空港
寧波市寧波櫟社国際空港
南京市南京禄口国際空港
広東省広州市広州白雲国際空港広東省広東省の旅客運送機能を持つ32の対外開放港からの出国
深セン市深セン宝安国際空港
揭陽市揭陽潮汕国際空港
遼寧省瀋陽市瀋陽桃仙国際空港遼寧省瀋陽・大連のいずれかの空港から出国
大連市大連周水子国際空港
山東省青島市青島膠東国際空港山東省
青島港
四川省成都市成都双流国際空港成都・楽山・徳陽・遂寧
眉山・雅安・資陽・内江
自貢・瀘州・宜賓市
福建省アモイ市アモイ高崎国際空港アモイ市
アモイ港
雲南省昆明市昆明長水国際空港昆明市
湖北省武漢市武漢天河国際空港武漢市
重慶市重慶市重慶江北国際空港重慶市
陝西省西安市西安咸陽国際空港西安市

72時間トランジットビザ免除

省(区市)/地区適用都市適用港滞在範囲
湖南省長沙市長沙黄河国際空港湖南省
広西チワン族自治区桂林市桂林丙江国際空港桂林市
黒龍江省ハルビン市ハルビン大平国際空港ハルビン市

ただし、以下一つでも当てはまる場合は72/144時間トランジットビザ免除は不可となる。

  1. 有効期限の残存期間が3ヶ月未満の場合
  2. 中国のビザ発給機関が発給を拒否した場合
  3. 5年以内の不法出入国、不法居住、不法就労がある場合

原文はこちら:https://www.nia.gov.cn/n741440/n741577/c1601850/content.html

出典元:国家移民管理局 

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