肩こりで悩んでいる現代人はとっても多いのです。今回は肩こりに効くマッサージとツボを紹 介します!実践してみてください。
自分でできる肩コリ対策❶「経絡マッサージ」
中医学では筋肉のつながりを示す十二経筋というものがあり、腕から頭部へ筋肉が繋がってい ます。なので二の腕の筋肉をマッサージすることで肩こりが軽減されます。
★二の腕をマッサージしましょう。
(マッサージの仕方)肘から肩の方向へ三頭筋の硬いところをもみほぐしていきます。(1 回:20 秒間を1日 3〜4 回)
自分でできる肩コリ対策❷「つぼ押し」
肩こりのツボです。下記のツボのところを温かくなるまで、2〜3 分程度刺激をしてみましょ う。
★天井(テンセイ)
肘の外側の骨から親指の幅 1 本分上にある、くぼんだところ。
★養老(ヨウロウ)
手首の小指側で手首に突き出た丸い骨の、薬指よりの下のくぼんだところ。
★女性は三陰交
内くるぶしから指 4 本分上、スネの内側のくぼんだところ。
★男性は陽陵泉
膝の斜め下に外側に丸い骨が出ています、それが腓骨頭です。その腓骨頭の前のくぼんだところ。
自分でできる肩コリ対策❸「肩回し運動」
肘を折り曲げ指先で肩を触るようにして肩を回します。
内回りと外回り、狭い範囲からゆっくりと広く回していきます。肩回しのコツは肩甲骨の位置 にあります。❶胸を張る姿勢で肩関節を回す方法と、❷胸を縮めて(腕を前に出す)肩関節を 回す方法と2種類あるので、両方とも1回:20回しを1日2回はやってみましょう。
※息を止めずにリラックスして行ってください。回している時「ゴッキ」と音がする場合には、 ゆっくり優しく回すようにして下さい。
自分でできる肩コリ対策❹「ストレッチ」
1)左手で右手の肘を後ろに持ち、背筋を伸ばして、持った右手の肘を左側へ引っ張ります。 左右交互に(1回20秒:1日3回)繰り返しましょう。
2)左手を真っすぐ身体と 90 度の位置に伸ばし、伸ばした左手を右手の方向へ引きます。左 手の肘の部分を右手でささえて、そのままキープ。左右交互に(1回20秒:1日3回)繰り 返しましょう。
※背中は前に倒れないようにしましょう。
「肩こり」でもクリニックで治療はしてくれる?
肩こりを経験したことのない人はいないくらい、肩こりは一般的な症状です。 そもそも肩こりぐらいでクリニックに行っていいものかしら?と迷う人がいるかもしれません。 また肩こりを治すために、SPA や街にあるマッサージ店に行く方も多いかと思います。しかし、 このようなお店でマッサージをしても、すぐに元に戻り、また肩が凝ってしまったという経験 はありませんか?
肩こりの予防は、適度な運動と正しい姿勢です。しかし現在、多くの人が PC を使用して一日 中仕事をしている、子供を長時間抱っこしている、などの外的要因から肩こりになってしまう ことが多々あります。また肩こりを放置していると頭痛が常に起きたり、背中や首までも痛み が出てしまうこともあります。
このような頭痛を緊張型頭痛といい、この緊張型頭痛がひどくなると、頭痛とともに目の奥が 痛い、吐き気がする。ひどい時には嘔吐するなどの症状が出現します。また痛み緩和のために 鎮痛薬を服用しても、肩や首のこりを治さなければ、鎮痛薬の効果が切れた時にまた頭痛を感 じるようになります。
このような肩こりや頭痛の治療には、鎮痛薬より漢方治療の方が非常に効果的です。当院では、 患者さんの体質や痛みの度合いによって、適した漢方を処方し、適切な姿勢の保持や効果的な 肩こりの予防体操も指導し、根本的な治療を行っています。
当然、肩こりについても痛みを和らげる経絡に沿った鍼治療や、中医学的な知識に基づいた推 拿マッサージ(徒手療法)、理学療法士による運動療法など、個々人の肩こりの状態に合わせ 治療計画を立て、肩こりを根本的に治療することを目的にしています。
頑固な肩こりに悩んでいる患者さんは、“どうせ治らない”とあきらめず、ぜひご受診いただき たいと思います。根本的に治すことができます。また、寝違いや頚椎に原因がある痛みも治療 することができます。
まずは、ご相談ください。
今回ご紹介した「肩こりの治療」は当院の古川先生とマーラ先生が実施しています。 古川先生の診察は、黄浦クリニックと虹梅路クリニックで、マーラ先生の診察は虹梅路ク リニックで、夜 20:00 まで受けられます。
土曜日でも診察が可能ですので、肩こりでお悩みの方は、一度相談してみてください。 お問い合わせをお待ちしています。
★保険についてのご質問や、治療期間はどのくらいかかるの?漢方薬は苦いの?
など、なんでもご質問ください!