
遇見博物館と、スペインのレウス観光局をはじめとするスペインの遺産保護団体9団体が、「ミート・ガウディ」展を開催!
ガウディの学生時代の作品から、サグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、カサ・バンセンヌ、カサ・バトリョなど、彼が有名になるにつれて設計した代表作の図面、模型、建築資材、建築設計に使用した道具から、彼が設計・監修した複製家具や工芸品に至るまで、200点を超える展示品で、天才建築家の個人的体験とキャリアを包括的に紹介します。
ガウディとカタルーニャモダニズム
入り口にはガウディの年表が壁一面にズラリ。建築分布が立体的な地図で示され、視覚で捉えやすくなっています。
最初のブロックには、カサ・ビセンスのマリーゴールドのプリントが施されたタイルやフェンスに飾られたドラゴンの鉄のオブジェが展示されています。その他にもエル・カプリチョの模型やグエル邸についてのパネル展示などがあります。
カサ・ビセンス

カサ・ビセンスガウディが最初に設計・建設したプロジェクトで、バルセロナ郊外の小さな町グラシアにある実業家マヌエル・ビセンスの夏の別荘。 ガウディが現地調査で発見した黄色い花、マリーゴールドをタイルプリントで再現しているのが特徴。
ヨーロッパ、そしてカタルーニャ地方にモダニズムのムーブメントを巻き起こした最初の建築物のひとつです。
エル・カプリチョ

カプリチョはスペイン語で「奇抜な、奇想な」という意味。明るい色彩と幾何学的な形状の繰り返しによるムーア風の強いスタイルで、レンガのパネル、モザイク、鋳鉄などの装飾品のデザインに見られるように、ガウディの初期の作品に東洋スパイスを感じされる作品。
グエル邸

ガウディがクエリダ氏のために建てた初期の私邸で、面積は約500㎡。 ガウディのデザインにありがちなカラフルで個性的なものではなく、建物の「内なるデザイン」に重きを置いています。 屋上には、ステンドグラス、砂岩、大理石を使用したモザイクタイルで覆われた20本の煙突と換気塔がデザインされています。これは後にカサ・ミラの屋上の換気塔にも同じ特徴が見られます。
ガウディのネオ・ゴシック様式
このコーナーではより体験型の展示となっており、バルセロナのサンタ・テレサ学院のアーチ型が再現されています。また、提案だけで終わってしまった、高さ360mの幻のアトラクションホテルの模型などが展示されています。
サグラダファミリアの建設に専念するために、未完成で終わってしまっているコロニア・グエル教会のステンドグラスや、建築設計の際に使用した逆さ吊り構造模型の実験モデルなどの展示もあります。




自然を取り入れたデザイン
このコーナでは、グエル公園で使用されたタイル、公園の守り神と呼ばれる階段脇のカメレオン模型の展示が目を引きます。また、カサ・カルベットは依頼主のカルベット氏が菌類学の大ファンで、ガウディは自然から抽出した花やキノコの形を多く取り入れています。
カサ・バトリョは、有機的で自然な形態が織りなす幻想的なシンボル「水中世界」として、2005年にユネスコ世界遺産に登録されました。不規則なステンドグラスの窓、渦を巻く天井など内装が素晴らしく、家具や建物の模型が展示されています。
カサ・ミラは「海」をテーマにしており、20世紀初頭の最も重要な建築物のひとつと評され、1984年にユネスコ世界遺産に登録されています。特徴的な図面、ドアの取っ手、屋根、煙突を展示しています。




未完成のサグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリアは、完成前に世界遺産に登録された唯一の建築物です。 ガウディは残りの人生をこの教会の設計と建設に捧げ、一時期は自宅もそこに移しました。その後1926年に亡くなり、サグラダ・ファミリアの地下聖堂に埋葬されています。 サグラダ・ファミリアは、聖書の場面を一つ一つ表現したガウディの建築の集大成であり、教会のデザインには直角や直線がほぼ使用されておらず、代わりに双曲面、放物線、線織面などの規則的な曲面が数多く存在しています。
ここでは、建物、ステンドグラスの模型、ビジュアルプレゼン資料、教会内の壁画、スケッチなどが展示されています。


開催期間 | 2023年3月21日-7月2日 |
営業時間 | 国定休日を除く月曜休館/10:00-18:00(17:00最終入場) |
住所 | 遇见博物馆·上海静安馆 静安区汶水路210号(静安新业坊3号楼) |
価格 | 78-313元/大人一人につき1m以下の子供一人無料入場可 |
備考 | チケットは“遇见博物馆“のWechat公式アカウントにて購入。 チケット購入後“遇见博物馆in上海”のWechat公式アカウントにて入場予約が必要。 |
引用元: 遇见博物馆in上海 震撼开幕!遇见高迪中国首展,见证人类建筑史奇迹!