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中国KEMBOマーケット事務局

中国でジムが最も多い省とその歴史的背景とは?!

個人的によくジムに通っているのでどこのジムが良いとかいう情報をよく見ている。先日も上海で一番トレーニング機器が多いのでは!と言われている様なジムに行ってきたが本当に「マシンの森」と形容しても良いくらいマシンも多く、迷いそう・・・。長時間しっかりと楽しむことができた。
「アレもやってみたい!これも効くね〜٩( 'ω' )و /」ということでこの様な環境はトレーニーにとってはディズニーランドと同じ様な興奮を感じる場所である。

所狭しとマシンが並ぶ・・・

ここ数年、上海でも本当に色々なジムができている。その分すぐ潰れるジムもあり
競争も激化・・・
ただしジムの数は年々増えているし、おそらくは日本よりもジムの密度が高いのではないかと思う。大体どの駅に行ってもジムが複数施設ある感じだと思う。
中国のジムに関する次の様なデータがあった。
これは2020年の省別の運動施設数ランキングである。

中国 省別の運動施設数ランキング
《参照:2020中国健身行业数据报告》

筆者の予想としては1位はなんとなく北京や上海を思い浮かべていたが実は広東省。ただ、それもそのはず広東省には一級都市である広州市や深圳市が含まれているので経済発展という視点から見ればまあ妥当である。
深圳、珠海の経済特区を有する広東省は省内国民総生産、外資導入額、輸出額、地方税収額で全国各省市区の首位に立ち経済的に非常に富裕な省とされる。

しかし調べてみると広東省にジムが多いのは経済的な発展という理由だけでなないのだ。
実は広東省広州市は1948年、現代のジム業態の第一号施設が生まれたと言われている都市なのである。
その名も「譚氏健身院」
(※「室内トレーニング場」という概念は1921年が始まりであり、ここでいう第一号という定義は現代的なジム業態を指している。)

歴史を感じる渋い看板!

下のロゴが少しゴールドジムのロゴと似ているところも実に第一号らしいw
このジムは中国人で世界記録を初めて破った重量挙げ選手も排出したという名門ジムなのである。
『食在広州 (食は広州にあり)』というが、こだわりのある食文化のみではなく、まさかのトレーニング文化までも生み出した都市であることは初めて知った。
広州に行く際には是非訪問してみたい!

この後、長い時間をかけて中国におけるジムやトレーニング文化が発展し、現在の様なジムが普及し、そして全国へ拡大していった。その為、現在でも広州市を中心に広東省にはジムが最も多く、また運動を愛する人も多いのだとか。

普通にデータを見ただけでは経済的発展と共に増えてきたのだろう、という表面的なことしか見えてこないが実はこんな歴史もあるところがとても面白い。

ライター:Taro Nozawa
お問い合わせ:nozawa@kembo-net.com
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