
現在中国では、学校や病院などの重点施設以外では健康コードのチェックを行わなくなりました。それに伴い3日に1回のペースで検査していたPCR検査は希望者のみになりました。
コロナに有効とされる薬や関連商品が入手困難に
新型コロナ感染症にかかった場合、強制隔離ではなく自宅隔離に変更され、感染時に有効とされる熱や咳止め薬の公式発表がありました。その後、薬局やオンラインショップではそれらの薬が入手困難となる始末。
冬という季節も手伝って、陽性患者が増えている状況にあり、薬を買いだめる人が多いようです。
薬の他にも、抗原キット・ビタミンC・おでこに貼る熱を冷ますシート・スポーツ飲料の粉などが入手困難です。
私の自宅には上海のロックダウン時に各家庭に配られた抗原キットが少し残っていましたが、家族で数回使ったら終わってしまう程度です。タオバオで見つけた抗原キットは、販売開始とともに秒殺で売り切れる状態でした。
無症状感染者数の発表をとりやめ
12月14日より、無症状感染者数の発表をとりやめることになりました。理由としては、現在の新防疫政策では希望者のみPCR検査を行うようになったため、多くの無症状感染者がPCR検査に参加しない可能性があり、正確に無症状感染者数を把握できなくなるためとのこと。
国家卫健委:今起不再公布无症状感染者数据绿政公署澎湃新闻-The Paper
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_21159966
各種メディアがオミクロン株の脅威は低いとアピール
新型コロナ感染症に対する新政策が出る前後から、各種メディアにてオミクロン株は陽性になっても症状が軽いと言う内容の記事が出ていました。
これまでは陽性だと分かったら、集中隔離施設へ搬送されていましたが、現在では陽性になった場合、薬を飲んでも38.5度以上の熱が3日続く場合は病院へという案内が出ています。
陽性になっても慌てないようにと、自宅療養の手引も発表されていました。
【便民】新冠病毒感染者居家指引(第一版)发布
https://mp.weixin.qq.com/s/2v0PgaiSd6O_8QVWIH6t_g
1月9日から入国時隔離が0+3になるという噂?
まことしやかな噂としては、入国時の隔離が12月19日から2+3(集中隔離2日+自宅隔離3日)、来年1月9日から外国から入国した場合の隔離が0+3(集中隔離0日+自宅隔離3日)になるというものがありました。
公式発表はないため、噂の段階に過ぎないです。
これまでのゼロコロナは一変、ウィズコロナへシフトして行っている中国ですが、陽性は増える一方という状況。春節前には集団免疫を得られるのではと巷では噂されています。
規制緩和とともに新型コロナ陽性が蔓延している状況なので、入国時隔離の緩和は春節前には行わないだろうというのが個人的な意見ですが、今後どうなるかはわかりません。
今回のような急な方向転換も起き得るので、急に入国緩和もありえるかもしれませんが、神のみぞ知るといったところです。

ライター:タカハシヒロミ
2000年より上海在住、趣味は空手とダイビング。海水魚のブログも運営。
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