中国KEMBOマーケット事務局

中国における日本の焼酎の微妙な立ち位置・・・

2022年10月24日

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中国では日本酒や梅酒はすでに一定の地位を得ている中、焼酎はかなり苦戦をしている。あまり本格的ではない日本料理店に行くと日本酒や梅酒はあるが焼酎は無い、という様なパターンもよく見かけるくらいにあまり存在感は無いのである。
なぜ日本の焼酎は日本酒等のお酒と比べ、中国で人気が出ないのであろうか・・・。中国における日本の焼酎についていくつかの説を考えてみた。

そもそも認知度低い説

根本的な問題になるが「日本酒」はやはり知名度が高く、「日本のお酒といえば日本酒でしょ!」という様なイメージが定着している。日本酒イベントも多く、プロモーションにもお金をかけている様子。また「獺祭」等も中国でも人気があり、有名なものは高値で取引されている。その点、知り合いの中国人に聞いても日本の焼酎に関するイメージはほぼない・・・。というか日本酒と味違うの?というレベル感の人も多いくらいなのである。日本酒と比べるのは酷なくらいに認知度が低い。

韓国勢が強い説

中国のSNSで「焼酎」と調べてみるとやはり上がってくるのは日本でもご存知の「チャミスル」と呼ばれる韓国焼酎である。これは中国でも相当認知度が高い上にコンビニやスーパーでも多く並んでいる。更に様々なフレーバーを展開しておりSNS上でもかなり映えている!中国で20代、30代に対し、「焼酎とは?」と聞いてみれば第一想起されるのは韓国焼酎なのではないか。それぐらいおしゃれで今の中国の若者たちにウケるマーケティングを展開している。またサイダーやジュースで割る飲み方も紹介しており、あまりアルコールが好きではない女性にもウケが良いであろう。
もちろん日本の焼酎は韓国焼酎とは似て非なるものであるが、「焼酎」というキーワード自体を占領されてしまっている。それだけでなく、この韓国焼酎の存在が日本の焼酎をおじさんぽいイメージに追いやってしまっている。
じゃあ、中国のおじさんたちをターゲットに!と思うかもしれないがそこには「白酒」というビックネームの存在がありパイを取れないのである・・・w

飲み方複雑説

これは筆者が個人的に少し感じている事だが若干影響しているのでは・・・と感じている。焼酎を飲む方ならご存知の通り常温、ロック、水割り、お湯割、ソーダー割り等、焼酎によってもそれぞれふさわしい飲み方がある。つまり結局どう飲むの?という事もハードルになり、お酒好き以外の層にはかすりもしないのではないだろうか・・・・
単純に分かりにくく、とっつきにくい説である。

もちろん上記以外にも沢山の原因というか理由、戦略的な問題はあると思う。
ちなみに筆者としてはハイボールの様に飲み方を固定してみてはどうか、と思っている。ウイスキーもそれ自体で今の様な地位を得た訳ではなく、ハイボールという飲み方がきっかけとなっていた。ウイスキーもかなりの種類と飲み方があるのでなかなか選べないし分かりにくく、筆者の様なお酒好きでも以前は手を出しにくかったが「ハイボール」という入り口がウイスキーに分かりやすさと飲みやすい印象を与え、今の様な確固たる地位を得る事ができた。
中国でもハイボールは結構飲めるお店が多い。

様々な原料をもとにした数多くの種類があるのに飲み方を固定するなんて・・・と言われてしまうと元も子もないないし、焼酎好きの筆者としてももちろん痛いほど理解できる。しかし、これは中国で「日本の焼酎」というカテゴリを開拓する、という事が目的なのでまずは我慢なのではないか・・・。
引き続き、中国での日本焼酎の戦いに注目したい。

ライター:Taro Nozawa
お問い合わせ:nozawa@kembo-net.com
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